2022年12月6日(火)

【特集】メーカートップインタビュー 〜変化の時代の次の手〜

切削工具・工作機器メーカー

自動車の電動化など脱炭素への動きや、人手不足による自動化ニーズの拡大、コロナ禍による対面提案の制約—。取り巻く環境が大きく変化する中、切削工具や工作機器メーカーが新たな次の手を打ち始めている。全工程における加工の全体最適を提案したり、需要が増える素材向け工具を拡充したり、ウェブとリアルを併用したり。培った技術や経験を活かして変化に柔軟に対応し、事業を伸ばす道を切り拓く考えだ。

脱炭素、コロナ、自動化 ー全体最適提案、アルミ用拡充ー

リアルとウェブ、ロボ向け機器

切削工具の需要の大きなウエイトを占めるといわれる自動車産業。脱炭素社会の実現に向けて自動車メーカーが相次いで脱エンジンに舵を切る中、その需要は大きく減るとみられている。

そうした中、イスカルジャパンは、市場ニーズの変化に柔軟に対応するため、流通パートナーやユーザーに近い領域で競争力強化を提案する「川下戦略」に力を入れる。工具開発に加えて、加工全体の生産性向上を提案、その継続も支援する。

一方、自動車の電動化をはじめとする脱炭素への動きは工具や機器の新たな需要を生み出す可能性も。

BIG DAISHOWA Japanは、微細超精密加工向けハイドロチャックや、防振機能内蔵のスマートダンパー、高精度の機上工具測定機などの精度向上提案に力を入れる。

サンドビックは自動車の軽量化によりニーズが高まるとみられるアルミ加工用のカッターやソリッド工具のラインアップを強化。地域ごとのニーズを分析、それに応じて工具販売店の販促活動をサポートする。

新型コロナ禍で大きく変化したのは提案活動。感染拡大を防ぐため、商社や販売店、ユーザーに商品を対面提案する機会が減少。

そこでウェブとリアルを併用し相乗効果を出すのがイワタツール。ユーチューブで新商品の特長がわかる加工動画などを配信し、ユーザーや販売店の営業からの認知度を高める。それによってリアル展示会に呼び込み、新商品を手に取り、その性能を知る機会を増やしていく考えだ。

人手不足やさらなる生産性向上。こうした製造業が抱える課題を解決するものとして自動化の需要が拡大している。

イマオコーポレーションが力を入れるのはロボットの周辺機器だ。新商品のツールチェンジャーは軽量、ツール交換時にエアや電気が不要で、様々なメーカーのロボットに対応する。今後は製品開発を強化し事業の新たな柱にしたい考え。

日研工作所は、短納期での工程集約・自動化を目指すユーザーにコントローラ付円テーブルを提案。既存の工作機械にも搭載できる。スピードや剛性など特長の異なるラインアップにより、多様なニーズに応える。

以下のリンクから、各商社のインタビューに移動できます

切削工具メーカー

PART1:イスカルジャパン/岡田 一成代表「『川下戦略』の意識浸透」
PART2:イワタツール/岩田 昌尚社長「ヘリカル穴エンドミルの販売開始」
PART3:オーエスジー/大沢 伸朗社長「効率高め、収益体質強化」
PART4:サンドビック/髙宮 真一カンパニーバイスプレジデント「アルミ加工の対応強化」
PART5:タンガロイ/木下 聡社長「顧客との距離を縮める」
PART6:日本特殊陶業/杉浦 哲弥カンパニープレジデント「人材育成で基盤強化」
PART7:三菱マテリアル/金子 善昭営業本部長「高効率製品の拡販」

工作機器メーカー

PART8:イマオコーポレーション/吉田 浩明専務「ロボット活用に貢献」
PART9:北川鉄工所 キタガワグローバルハンドカンパニー/北川 和紀社長「国内の生産・営業を効率化」
PART10:BIG DAISHOWA Japan/西野 秀哉社長「高精度仕上げを提案」
PART11:日研工作所/長濱 明治社長「多様化するニーズに対応」
PART12:二村機器/二村 忠宏社長「営業力強化を推進」

日本産機新聞 2022年8月20日

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