2026年10月18日(日)

日伝  運搬支援ロボット「TugRos」を販売強化

資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・7000)が販売する運搬支援ロボット「TugRos(タグロス)」だ。

TugRosは、ハンドルを持つ人を追って進む。ハンドルから伸びるテザーが引かれると、予め決めた長さを保とうとして動く。右や左に引かれると人が方向を変えたのに近い軌跡でカーブする。自走しているので重さの負荷がテザーにかからない。人はハンドルを持って歩くだけで操作できる。

上り坂も3度までの勾配であれば登れ、下り坂は人に衝突しないように減速する。最大積載重量は100㎏。家庭用の電源で充電できる。価格は1台約45万円。2台、3台をテザーでつなげば、200㎏、300㎏とより多くの重量物を搬送できる。オプションで棚も搭載できる。

数台をテザーでつないで使える

ものづくりの中小企業で人手不足に悩む現場の一つが部品や材料の荷受け場。労働基準法が定める重量物の取り扱いや、働き方改革が業務方法と時間に制限をかける。人手を補うため重労働はできない女性や高齢者、未経験のパートタイム労働者が増える。しかし数百万~数千万円するAGVやAMRは導入できない。

TugRosを導入するのは主にそうした中小製造業だ。「投資コストは1台約45万円~で負担が少ない。ハンドルを持って歩くだけなので未経験者や女性、シニアにも使える。似た悩みを抱えるユーザーから興味を持ってもらうことが多く、発売した今年1月から約4カ月で50台を販売した」(合田英祐事業開発部長)。

日伝はこの運搬支援ロボットを開発していた会社から昨年10月、この事業を継承。商品名を新たにTugRosと名付け発売した。「搬送における人手不足の課題はほかの業界も同じ。病院や空港、イベント設営などにも販路を広げ、年間200~300台の販売を目指す」(合田部長)。

日本産機新聞 6月20日号

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