国内の製造業は人工知能(AI)普及によるデータセンターの需要拡大、造船業界の復活、航空宇宙・防衛産業など需要が沸き起こる一方、イラン情勢や中国との経済摩擦による原材料の高騰、供給不足など課題も浮き彫りになり、日本の製造業 […]
オーエスジー・大沢 伸朗社長「中計2年目、勝負の年」【特集:メーカートップインタビュー】
Aブランド・微細精密分野を強化

–足元の受注状況は。
国内は、標準品「Aブランド製品」や微細・精密加工向け製品の売上が堅調。特に連結売上高の70%を占める海外の多くの地域が好調で、売上高、利益共に上半期(2025年12月~2026年5月)としては過去最高額を更新した。半導体や電子部品、AI関連投資、ロボット、さらには航空機、防衛、エネルギー、医療関連など幅広い分野に注力している。
–タングステン調達は。
グローバルネットワークを最大限活用して、お客様への製品供給に影響の出ないよう努力している。中国からも粉末形状は輸出規制対象だが、焼結済みの丸棒形状は継続して調達できている。日本機械工具工業会として、リサイクルを積極的に推進しており、当社も取り組んでいる。
–注力していることは。
今年は、中期経営計画ステージ2の重要な2年目。勝負の年だ。今まで地道に取り組んできた各種活動が成果として実を結び始めてきている。今後も取り組みを加速させたい。基本は、変化するニーズをいち早くキャッチし、スピード感を持って、期待以上の製品・サービスを提供することだ。
–具体的には。
高品質、高機能なフラッグシップ製品である「Aブランド製品」の強化・拡充。
また、微細・精密加工向け工具の開発・市場開拓、売上拡大に注力。ダイヤモンド工具もグループ会社を中心にレンズ業界など新規分野の開拓を進め、硬脆材・高機能樹脂加工工具も拡大する。ジョブコーティングも、着実に実績を伸ばしている。川上の機械メーカーや企業と協力し的確な加工ソリューションを提供するGIGSチームの新規成長分野開拓に期待する。「新しい加工・工具に関する困りごとは、まずオーエスジーに相談すれば解決策を提案してサポートしてくれる」というお客様の声を大切に励みにして行きたい。
日本産機新聞2026年8月20日号
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