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イワタツール・岩田 昌尚社長「工具のリユースサービスを運用」【特集:メーカートップインタビュー】
電子・半導体分野に新加工提案も

–今年注力することは。
超硬材料の供給不足やスクラップ価格の高騰を背景に、新しい「工具リユースサービス」のテスト運用を始めた。ユーザーが使用した工具をスクラップ市場価格より高く買い取り、当社で再研磨・品質確認を行った上で、リユース品として販売する仕組みだ。ドリルミル、トグロンマルチチャンファー、SPセンターなどを念頭に、従来はスクラップ処分していた工具を有効活用できるため、コスト削減ほか、タングステン資源の有効利用、超硬リサイクルの生産能力不足の解決につながる。
–このサービスの利点は。
最大の特色はメーカーが品質を管理できること。全国展開も可能になり、まとまった数量を回収・再利用できる点も強みで、量産現場で使用された工具は摩耗状態が比較的そろっており、再研磨後も安定した性能が期待できる。リユース品に抵抗のあるユーザーもスクラップ以上の価格で買い取るため大きなメリットになる。
–新製品の開発状況は。
ドリルミルの小径タイプ(対応径:φ0・1~3・0㎜)で異形穴加工という新たな加工工法を提案する。円筒穴が常識とされる電機・電子・半導体の関連部品に対し、真円に近い微小ローブ形状など異形穴を高精度・高品位に加工できる技術を確立し、微細機能穴という新しい需要を喚起したい。現在は加工メーカーと共同で技術を検証しており、樹脂や石英ガラス、セラミックス、シリコンゴムなど試作加工を請け負い、協力頂ける試作加工メーカーも同時に募集する。また、標準仕様のドリルミルによる複合旋盤でのヘリカル加工など新しい加工も提案したい。
–今後の販売戦略は。
数年前から販売店と連携し、タブレットを通じオンラインで技術的な相談ができる技術支援を展開し評判も高まっている。現在は受注環境も堅調で、材料の問題など安定供給が難しい時代だからこそ、新しいサービスや技術提案でユーザーの課題解決に貢献したい。
日本産機新聞2026年8月20日号
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