2026年10月24日(土)

ヤマザキマザック いなべ製作所が本格稼働
大型機組立を集約・増強

 ヤマザキマザック(愛知県大口町、0587・95・1131)の国内6番目となる「いなべ製作所」(三重県いなべ市)が本格稼働を開始した。大型工作機械の組み立て工場で、精工製作所(三重県桑名市)及び美濃加茂製作所(岐阜県美濃加茂市)から移管。今回の稼働により月産能力約100台、国内生産能力が金額ベースで2割向上する。

いなべ製作所が本格稼働
いなべ製作所が本格稼働

 「いなべ製作所」は、2019年100周年記念事業の一環として2016年に着工したが、航空機産業や建設機械、エネルギー産業、半導体産業などにおいて大型工作機械のニーズが増加し、旺盛な需要に応えるべく、第1期工事を当初計画よりも増強して約160億円を投じて組立スペースの確保を優先した。

 大型5面加工機(FJVシリーズやVERSATECHなど)や5軸加工機(VARIAXISやVHP、UD400など)、立形マシニングセンタ(MAZATECH VシリーズやVTCなど)の組み立てを効率的に精度よく行うために、天井高さ19m、天井クレーンの揚程も13mを確保し、1mの鉄筋コンクリート基礎を施工した。無窓・恒温工場とし、工場フロアから10mまでの高さを±1℃に温度コントロールしている。

フル生産で需要に対応する
フル生産で需要に対応する

 さらに、精工製作所とネットワーク接続し、稼働状況の表示やデータ収集を行いつつ、進捗を同期させることで効率生産を実現する。

 大型工作機械の展示とデモンストレーション及びテストカットエリアを設置。顧客の立ち合いを行うターンキーエリアも設けた。

 松田毅執行役員いなべ製作所長は「いなべ製作所の稼働により旺盛な需要に少しでも早くお応えしたい。天井の高さを確保することで、従来できなかった大型機の生産も可能になる」と大型機の需要増に柔軟に対応していく考えだ。

日本産機新聞 平成30年(2018年)6月5日号

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