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測定機器メーカーが 計測X線CTに参入
測定機器メーカーが、計測用X線CT市場に新規参入する動きが広がっている。部品形状の複雑化や微細化、測定項目の増加などによって、製品内部の形状測定や複数部品を組み立てた状態での測定といった従来の技術では困難な測定需要が増加。メーカー各社はX線CTを製品ラインアップに加えることで提案の幅の拡大を狙う。コスト面や工業標準化の整備といった導入への課題も少なくないが、新しい測定技術として活用が期待される。
複雑形状を非破壊で効率良く

ミツトヨは今年9月、分析・計測機器メーカーの島津製作所と同社製計測用X線CTシステム「XDimensus300」の販売提携を結んだ。製品ラインアップに計測用X線CTが加わったことによって、「3次元測定機などの当社既存製品では測れなかった内部形状などが計測でき、内外形状の測定提案が可能となる」(新規事業開発室の石戸谷孝雄室長)。
丸紅情報システムも今年6月、3DスキャナメーカーのGOM社(独)製計測用X線CT「GOMCT」の販売を開始。また、昨年11月には、東京精密がカールツァイス社(独)製X線CTシステム「METROTOM」の取り扱いを本格的に開始している。9月11日から13日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「測定計測展」でも各社X線CTを出品し、来場者の注目を集めた。
もともとX線CTは医療分野の観察装置として開発され、工業用ではアルミダイカスト部品や樹脂部品などの欠陥検査などに使われていた。しかし近年、計測精度を保証した計測用X線CTが登場し、検査機器だけでなく、測定機器としても用途が拡大している。
その理由の一つが部品形状の複雑化や微細化、測定項目の増加などによって、従来の測定技術だけではこうした需要に対応するのが難しくなっていることが挙げられる。接触式では測れないほどの微細な形状、カメラやレーザなどの非接触式では難しい深物形状や複雑形状のほか、3Dプリンタで造形したワークや複数部品を組み立てたワークの測定などがその一例だ。
また、X線CTは製品の表と裏を同時に測定できたり、短時間に大量の点群データを取得できたりするため、測定時間を短縮化し、測定工程の効率化を図ることもできる。
今後の市場拡大に期待
現状は導入コストが膨大だったり、ISOでの精度評価法規格が審議中だったりするなど設備導入への課題は少なくない。また、市場規模もX線CT全体のうち、計測用途は1割にも満たないほどと言われている。
ただ、ものづくりの進化に伴い、「今後需要は増加するとみている」(ミツトヨ・石戸谷室長)と市場拡大への期待は大きい。測定機器メーカーの新規参入が、計測用X線CT活用への契機となりそうだ。
日本産機新聞 2019年9月20日
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