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不二越 新ブランドの超硬ドリル
寿命、従来の2倍以上
不二越は、従来の2倍以上の長寿命化を可能にした新ブランドの汎用超硬ドリル「アクアREVOドリル」を発売した(写真)。素材、形状、皮膜の全てを一新し、高精度化、高速化も実現。初年度には年間売上高10億円を目指し、今後は他のラウンドツールなどでも「アクアREVO」シリーズとして広げていく考えだ。
不二越は1999年に「アクアドリル」を発売し、2008年には「アクアドリルEX」を発表。その後、業界では先駆けとなるドリルの先端角を180度にした「アクアドリルEXフラット」を出すなどシリーズを拡充してきた。
約10年ぶりとなる、新ブランド「アクアREVO」ドリルは、工具の三大要素とも言われる、素材、形状、コーティングを全面刷新した。素材では耐摩耗性と高い靭性を両立した専用の超硬母材を開発。約20億円を投資し、専用工場を建設するなど、内製化も図った。
形状でも一般的に採用されている切れ刃のフック形状ではなく、直線切れ刃とした。これにより、切削時の応力を分散でき、切りくず形状が安定化し、高い生産性を可能にする。
コーティングでは、耐酸化性と耐摩耗性に優れた2種類の被膜をナノレベルで積層する「REVO―Dコーティング」を開発。超平滑化処理も施し、スムーズな加工ができる。
スタブとレギュラーの2タイプをラインナップし、ともにφ2~φ16㎜で全181寸法をそろえた。価格は従来のEXドリルより安く設定した。今後はエンドミルなどにも「アクアREVO」シリーズとして展開していく予定で、3年後には年間売上30億円を目指す。
日本産機新聞 平成30年(2018年)12月5日号
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