イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]
【特集】メーカー各社に聞く「良い工具」−タンガロイ−
多様な要望に応える工具 −製販デジタル化を加速−
現在の開発の方向性は。
新製品を増やす流れはこれからも変わらない。アイテムが多いほど多様性に富む顧客の選択肢を増やすことができるからだ。毎年50近くの製品を出しているし、発売5年以内の新製品比率65%以上を目標にしている。
開発の考え方はIMCグループに入って以降変わってきた。世界中で顧客の声が聞けるようになったことは大きい。一方、自らのシーズを基に革新的な製品を出そうという考えが強くなった。シーズとニーズを組み合わせてイノベーティブな製品を増やしていく。
具体的には。
一つのカッタに3種類のインサートが取り付け可能な「ドゥトリプルミル」や、刃先交換式ドリル「ドリルマイスター」などが最たるところ。いずれも切れ刃を変えることで異なるファンクションが得られるので、経済性も高く、在庫ミニマム化などにつながる。
貴社が考える「いい工具」とは。
「いい」定義は人や場面で異なる。自動化を進めるユーザーは安定性が必要で、労働時間短縮を求めるなら生産性が高く早く加工が終わる工具がいい。工具管理者は集約できるのがいい工具だ。こうした多様性に応えることが「いい」メーカーだと思う。そのために、新製品を増やしていくし、今後も開発を止めない。
今後の開発の方向性は。
インダストリー4.0に対応していくために、デジタル化を加速する。工具の国際規格である「ISO13399」への対応は済まし、CAMとの連携性を高めている。また、サービスや情報提供のデジタル化も必要だ。動画を使った工具の使い方などの情報提供や、動力計算ができるアプリケーションなどデジタルツールを強化していく。
流通業界にひとこと。
販売店はパートナーであり、販売店の言葉は顧客の声の一つ。だから、意見は直言して欲しい。こうした生の声が次の開発にもつながるからだ。
ヘッド交換式ドリル「ドリルマイスター」
ヘッドを変えるだけで高精度の穴あけや座ぐりができる多機能ドリル。シャンクを変えるだけで同じヘッドで異なるL/Dが得られる。工具集約につながるほか、ヘッドのみの交換なので、超硬の使用量を減らせ、環境負荷低減に貢献する。
日本産機新聞 2021年2月20日
TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]
ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]