2026年3月1日(日)

ウエブサービスを開始
THK

 THK(東京都港区、03-5730-3911)はこのほど、同社製品を調達しやすくするウエブサービスを開始した(写真)。ウエブ上で製品の在庫検索や選定、特注品の図面管理が行えるほか、24時間いつでも選定した製品の見積、発注が可能。顧客の調達業務を効率化し、開発期間の短縮や生産性の向上につなげる。

「在庫管理」「選定」「図面管理」
部品調達を簡単に

 今年7月から開始したウエブサービス「Omni(オムニ)THK」。同サービスはウエブを活用し、直動部品「LMガイド」を始め、ボールねじやアクチュエータといった同社製品の様々な情報を管理する。「顧客とのタイムリーな情報
共有が可能になった」(グローバルマーケティング統括部の須田祥悠氏)。

 主な機能は4つ。一つは製品選定を支援する「Fast Delivery(ファストデリバリー)」。直動部品、ボールねじ、アクチュエータの主力製品が対象で、寸法や速度、質量といった使用条件を入力することで最適な製品を選定可能。今までは問い合わせなければ分からなかった価格や納期といった情報もみることができる。そのほか、CADデータも取得可能。

 2つ目は「Your Catalog(ユアカタログ)」。管理が煩雑で類似仕様の製品が増えていた特注品の図面をウエブ上で管理し、部品の共通化やノウハウの共有化を図ることが可能。AI画像解析や付帯情報を活用して図面を解析し、データベースから目的の製品を見つけることができる。

 こうして選定した部品の見積取得や発注まで可能なのが、3つ目の「Orders(オーダーズ)」。見積の取得のほか、ユーザーの購買システムと連携することで同社製品の購入が24時間いつでも可能。現状は同社と直接取引のあるユーザーが対象だが、代理店が介入するシステムも検討しているという。

 4つ目は的確な発注時期を把握できる「Forecast(フォーキャスト)」という機能。顧客の生産計画と同社製品の供給時期や数量を一括管理。受注生産品の需要変動が大きく、生産計画通りに部品を入手できないという課題を解決する。

 同サービスは、マイクロソフト(米)のクラウドサービス「アジュール」をもとに基盤を構築しており、高いセキュリティを担保している。顧客のネットワーク環境下に接続し、一人ひとりにIDとパスワードを発行し、無償で利用することができる。

 今後、製品の故障を予兆検知するIoTサービス「OMNIedge(オムニエッジ)」と連携させた自動発注機能や代理店、販売店向けの機能など、さらなるサービスの拡張も検討している。「『Omni THK』と対面の両面で顧客をサポートし、生産性の向上や業務の効率化に貢献したい」(須田氏)。

日本産機新聞 2019年11月20日

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