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三共製作所 脆性材加工用の円テーブルを発売
「高速回転かつ長時間連続運転」
カム技術を応用した自動化機器を手掛けている三共製作所(東京都北区、03・3800・3305)は脆性材加工の高精度・高能率化に貢献する研削加工用円テーブル「Precision Spin Table RPSシリーズ」を発売。昨今、半導体産業を中心にセラミックスや石英ガラスなど脆性材料の加工ニーズが増加していることを背景に、得意のカム技術を応用し、高速回転かつ長時間連続運転を可能にした円テーブルを開発。半導体用ジグや丸モノ加工などに提案する。

本体は様々な機械への搭載が容易なコンパクトかつ軽量をテーマに、独自のローラドライブ機構を採用。入出力時のバックラッシがなく、正確な位置決めが可能。高速加工に対応したカム形状と低発熱な構造を追求し、高速回転(300回転/分)かつ高剛性で24時間連続運転を実現している。
また、脆性材加工の過酷な環境下に対応するため、非接触シール(エアシール+ラビリンス構造)を採用。保護等級IP66の防塵・防水性能を持つ。名古屋営業所の柴田佳伸所長は「セラミックスや石英ガラスなどの加工は長時間要することが多く、独自のカム技術で高速回転と高剛性を両立している」と話し、3軸マシニングセンタ搭載を視野に研削加工や切削加工での活用を提案する。
主な仕様はテーブル径:φ200/φ330(最大φ500)、最高回転数:300回転/分、許容ワーク質量:50㎏(φ200の場合)・100㎏(φ330の場合)、割出精度:±25(アーク秒)製品質量:85㎏(φ200の場合)/195㎏(φ330の場合)。
日本産機新聞2025年9月20日号
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