今回のメーカートップインタビューは、「伝導・搬送・物流・運搬機器編」。メーカー各社は、新製品の拡販や新たな経営資源の開拓など、さらなる成長に向けた戦略を描く。変化する市場環境をどう捉え、どのような策を講じるのか。各社のト […]
エバオン・前西 衛社長「AI活用で見積もりをデジタル化」【特集:商社トップインタビュー】
ユーザーへの対応時間を創出

–今年最も取組むことは。
AI機能を搭載した見積・受発注システムを開発している。1月に開発に着手し、年末から年明けにかけて完成予定だ。定型業務をAIで自動化し、営業や事務が提案や顧客対応など付加価値の高い業務に注力できる体制を目指す。
–見積・受発注システムの機能は。
今はユーザーから見積り依頼がくると、事務員の判断で各商社へ見積りの連絡をする。それを例えば、A商品は高頻度でB商社からの購入履歴があったとすると、AIがそれを認識し自動でB商社へ見積りのメールを送ってくれる。
–その他の機能は。
当社とユーザーでシステムを共有できるため、注文状況を社内外で確認できるようになる。ユーザーは電話で注文状況を聞く必要もない。ほかに現在、当社は見積りをすべてFAXで受けているが、ユーザーが見積・受発注システムに入力しAIが自動で進める形に変える。ただ、FAXの紙をAIで読み取り、システムに反映する機能も搭載する。見積りの選択肢を増やし利便性を高める。
–取り組む理由は。
AIで定型的な見積り業務を省人化し、ユーザーへの対応時間を増やすことが目的だ。「こういう商品はないか」といった相談へのレスポンスを早めるほか、該当商品の調査や海外からの取り寄せ、比較提案など、時間をかけた営業活動ができるようになる。少ない人員で業務を回せるため、人手不足対策にもつながる。
–現在の開発状況は。
開発ミーティングで社内の事務職や営業などにも入ってもらい、仕事への影響を聞きながら開発を進めている段階。業務が社内外で円滑になるシステムを目指している。開発する上で必ず疑問は出てくるので、意見を出し合って解決していく。稼働したあともシステムの機能を変更したり追加したりして、業務を効率化するだけでなく、ユーザーとの接点を増やせるシステムに育てたい。
日本産機新聞2026年7月20日号
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