今回のメーカートップインタビューは、「伝導・搬送・物流・運搬機器編」。メーカー各社は、新製品の拡販や新たな経営資源の開拓など、さらなる成長に向けた戦略を描く。変化する市場環境をどう捉え、どのような策を講じるのか。各社のト […]
加茂精工・今瀬 玄太社長「メカトロ分野へ事業領域拡大」【特集:メーカートップインタビュー】
開発型企業としてニッチトップを追究

–足元の事業環境は。
昨夏以降、機械、半導体業界が回復傾向に入り、当社も春先から受注が増加している。製品ではTCGシリーズが好調で、半導体関連での採用が増えてきた。今後も半導体関連の投資を追い風に需要拡大を期待している。
–今年の取り組みは。
機械要素部品に加えてメカトロ製品の事業化を目指す。現在、マシニングセンタで加工ワークを効率的にチャッキングする「電動チャック」の開発に着手し、今年のJIMTOFで参考出品する。デモも披露し、新たな市場の開拓につなげたい。加えて、機械装置の設計・製作企業を対象にM&Aも引き続き検討する。
–製品開発では。
「TLS(TCG潤滑供給システム)」のクリーンルーム仕様を年内に発売する予定のほか、TCGシリーズ向け専用ベアリングの共同開発にも取り組んでいる。従来比で約30%許容荷重を向上させることを目標に、製品の長寿命化や高耐久性による適用分野の拡大や販路拡大を狙う。
–販売・生産体制は。
昨年の東京営業所に続き、関西にも営業所を開設する予定だ。営業人員も拡充する一方、Webマーケティングを強化し、インスタやYouTubeなどSNSによる製品PRに取り組む。
生産面では旋盤2台と協働ロボットを導入した。生産性向上を図り、豊富な案件に対応したい。
–海外市場の状況は。
中国で積極的に販路開拓を行い、半導体や航空機関連の受注が伸びた。日本とは異なり、TCGシリーズの大口径タイプの需要が強い。韓国市場も好調を維持しており、今後も売上拡大に努める。
–今後の見通しは。
今期はグループ売上高23億円を達成できる見通しで、来期以降も良好な市況が続くとみている。2030年にグループ売上高35億円を目標に据え、「開発型企業」をテーマにニッチトップを目指す。機械要素、機械加工、メカトロ製品と領域拡大に努め、これまでにない新たな価値を提供したい。
日本産機新聞2026年9月5日号
“二番煎じ”より“ないもの”創る –昨年を振り返って。 チェーンコンベアのオートテンション機構や次世代エアチャック「ウルトラフォース」など、将来を見据えた新製品を相次いで市場投入できたことは大きな成果だ。オー […]
高機能化で保全をより高度に –今年注力することは。 この4月に発売した電気チェーンブロック「キトーエクセル ER2K形」の拡販に力を入れる。 –特長は。 液晶モニター付きの無線送信機を標準装備した […]






