今回のメーカートップインタビューは、「伝導・搬送・物流・運搬機器編」。メーカー各社は、新製品の拡販や新たな経営資源の開拓など、さらなる成長に向けた戦略を描く。変化する市場環境をどう捉え、どのような策を講じるのか。各社のト […]
キトー・東日本営業部 井澤 和之部長「『ER2K形』を拡販」【特集:メーカートップインタビュー】
高機能化で保全をより高度に

–今年注力することは。
この4月に発売した電気チェーンブロック「キトーエクセル ER2K形」の拡販に力を入れる。
–特長は。
液晶モニター付きの無線送信機を標準装備した点だ。起動回数や運転時間、荷重レベルなどの稼働状況を手元で確認できる。各種設定も送信機から変更でき、高所に設置されたチェーンブロックの筐体を開ける必要がない。また、荷重レベルを把握できるため、経験の浅い作業者でも安心・安全に操作できる。
もう一つの特長は、高性能インバータを標準搭載していることだ。制振制御によって荷揺れ・荷振れを極力抑え、安定した荷役作業を実現する。
—送信機で何ができる。
4段階の荷重レベルに加え、運転時間や起動回数などを表示する。巻き上げ・下げや走行速度も設定できるほか、制振制御のON・OFF設定が可能だ。
万が一、製品にエラーが発生した際はその内容がモニターに表示される。ユーザーからサービスショップへシリアルナンバーと併せて情報を伝えれば、事前に状況を把握できる。従来の対応と比べ、復旧までの時間短縮にもつながる。
–ターゲットは。
設備管理部門を有する製造業をメインに据える。実際に稼働データやメンテナンス情報を確認できる機能を求める声が上がっていた。また、大型や高温のワークを搬送する現場では制振制御の有用性が高いと考えている。
–今後の展開は。
全国の営業所に加え、各サービスショップにも実機を設置し、見て触れてもらえる機会を増やす。キトーの営業チームも一丸となり、積極的な提案を進めている。
人材不足が進む中で単に安全性や作業性を高めるだけではなく、ER2K形で取得する起動回数や運転時間などの情報を活用し、部品交換や点検といったメンテナンスの合理化にもつなげていきたい。
日本産機新聞2026年9月5日号
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