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ブラザー工業「横形MCに大型傾斜テーブルを搭載」【特集:〜自動車産業〜提案したい技術はこれだ!】
横形ユニバーサルコンパクトMC「HU550Xd1」

昨今、自動車産業はEVを中心に部品の大型・複雑化が進んでいるが、ユーザーでは機械の省スペース化を求める声が根強く、コンパクトながら多面加工に対応する加工機が求められている。
そこで開発されたのがSPEEDIOシリーズの横形ユニバーサルマシニングセンタ「HU550Xd1」だ。ローラーギアカム構造を採用した大型傾斜ロータリーテーブルを搭載。治具エリアはφ680㎜、高さ400㎜、最大積載質量200㎏で、A軸に2基のモーターを配置し、タンデム制御で両モーターを同期させ、テーブルねじれを抑制し高速、高精度な位置決めを実現。機械幅1557㎜、奥行き2744㎜と省スペース設計で、一般的なMCに比べ設置面積を約20%削減し、大物・長尺ワークに必要な多面加工(5軸割出加工)が可能で、A軸を90度傾斜した場合も十分な加工範囲や工具の接近性を確保。

さらに、標準主軸1万2000回転仕様と1万回転で最大92N・mの高トルク仕様(オプション)に加え、2万回転仕様(オプション)を新開発した。クーラントスルースピンドルにも対応し、「2万回転仕様で送り速度など加工条件を高め、小径穴加工の生産性向上に貢献できる」と語る産機営業部・戦略マーケティングチームの松浦稔氏。ダイレクトATC方式30本マガジンを搭載し、工具最大長さ350㎜、工具最大径125㎜、工具質量4㎏まで対応し、Eアクスルケースやカバー、ステアリングラックハウジングなど大型自動車部品の加工工程を集約できる。
松浦氏は「同程度の治具エリアを確保する場合、立形MCはZ軸の高さ制約があるが、横形MCは省スペース、機械剛性を保ちつつ、深穴加工に対する切りくず処理などメリットも多い」と解説。昨年12月に行われた「Solution Fair After MECT」(テクノロジーセンター刈谷)では自動車部品や試作加工メーカーからの反響も上々で、従来40番加工機を使用していたユーザーを中心に置き換え提案を強化。今後は大阪や東京など各地ショールームへの設置、代理店・販売店の展示会出展ほか、HP上でもスペシャルページを用意し情報発信に注力する。
日本産機新聞2026年2月5日号
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