2025年6月7日(土)

ジーネット ロボットテクニカルセンター開設
安全講習や導入手助け

センター内風景
センター内風景

 ジーネットとシステムインテグレータ(SIer)の高丸工業が共同出資する、ロボットテクニカルセンター(高丸正社長)は来年1月、ジーネットの東京支社内に「ロボットテクニカルセンター(RTC)東京」を開設する。15台のロボットを設置し、安全講習や導入までのコンサルティングなどを行う。

 兵庫に続き2カ所目となるRTC東京では、補助金も活用し、約1億円かけて7メーカー15台のロボットを導入。溶接や搬送、ばら積みのほか、磨きやねじ締めなどの多様なロボットをそろえた。「今後はハンドなど周辺機器をもっと充実させる」(ジーネットの古里龍平社長)考えだ。

 同センターでは、安全講習や、ロボット導入までのコンサルティングやトライアルを行う。販売店がロボットや自動化に興味のあるユーザーを同行して、ロボットや自動化を提案したりすることも想定している。

 導入支援もさることながら、中心となるのは安全講習だ。ロボットの導入が広がるなかで、安全講習の要望は増えている。昨年開設したRTC兵庫では、約540人が講習を受けたという。高丸社長は「東京の市場は関西の2.5倍ある。1200人以上の受講を見込みたい」と話す。

 12月7日に開いた開設披露式典で、古里社長は「中小企業でもロボット導入のニーズは高まっているが、人材、資本不足などから導入は容易ではない。中堅中小企業のロボットの導入サポートを高丸工業とともに進めていきたい」と話した。

日本産機新聞 平成29年(2017年)12月20日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

ユアサ商事 社名を「YUASA」に

来年4月1日から ユアサ商事は来年4月1日に社名を「YUASA」に変更すると発表した。市場がグローバル化していることに加え、ビジネス領域が製品開発、ソリューション提案などトレーディング機能だけにとどまらなくなっていること […]

気づき力を高める②【現場考】

精一杯の準備と検証を 前々回(4月20日号)の「現場考」では、能力の一つとして「気づき力」が大切だと述べた。そのために失敗や緊張する経験を積んでもらうことが必要とした。今回は経験をどう活かせば、もっと「気づき力」を高めら […]

日伝 26年度売上高1500億円に向け着々

DXやサステナビリティ強化 日伝(大阪市中央区、06・7637・7000)は5月9日、帝国ホテル大阪(大阪市北区)で2025年度の事業方針説明会を開催した。仕入れ先メーカーら約200人が出席し、24年4月からスタートして […]

トピックス

関連サイト