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ニューストロング「真空チャックで段取工数削減」【特集:人手不足時代に対応する工程集約・工程短縮】
吸チャックボーイ
ニューストロングの「吸チャックボーイ」は特殊治具の制作やセッティングの手間、工程の削減ができる真空チャック。真空を利用してワークを吸着するため、バイスなどで必要なクランプ代が不要で、吸着面以外の5面の加工が可能となる。何度も治工具をセットし直したり、削り出すことで位置決めしたりする必要がなく、多くの面を加工できるので、精度の安定化につながる。

クランプしづらい薄物ワークでは特殊な治具を製作したり、複雑形状のワークでは何度も治具をセッティングしたり。樹脂や非鉄金属ではマグネットチャックを使えないなど、段取りの工程で悩むユーザーは多い。
特に丸物ワークでは外径や内径、端面加工が必要な場合が少なくない。「形状によるが、加工ごとで治具が必要だったり、段取替えが増えたりすることがある」(富高秀直社長)。
吸チャックボーイでは、一度の吸着で内径、外径、端面を一気に加工することが可能だ。特殊形状の薄物のワークを得意とするユーザーでは「これまで複雑な特殊治具を使い、複数回段取替えが必要で苦労していた」という。
吸チャックボーイを採用したことで、内径、外径、端面の3つの加工を段取替えなしで可能にした。「目標のタクトタイムを実現できたうえ、段取替えが減ったことで、位置決めの際に発生する誤差が減り、精度が安定した」という。
自動化にも対応する。機械メーカーとタイアップし、ロボットでワークを搬送し、真空発生を自動でオンオフするシステムを構築することができる。
ラインアップは真空発生装置とプレートが一体になっている「一体型」、プレートと真空装置が別の「セパレートタイプ」、複数個所の吸着が可能な「オクトパス型」の3つの仕様を標準化した。「特殊仕様にも対応するので、クランプでお困りの際は声をかけて欲しい」(富高社長)。

日本産機新聞2025年12月5日号
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