AIの普及に伴うデータセンター需要の拡大に加え、航空機、防衛、造船など幅広い分野で追い風が吹く国内の製造業。一方、イラン情勢を背景とした原油価格や原材料の高騰、供給不安など、経営環境には不透明感も漂う。変化の波をどう捉え […]
アクアシステム・木村 匡伸社長「創業70周年、次のステージへ」【特集:メーカートップインタビュー】
組織改革で更なる成長を

–昨年度を振り返って。
目標の売上高10億円超えを達成する売上高11・3億円を達成できた。今後の更なる成長に向けた課題も明確になっており、長期的な視点に立った組織体制の構築が必要。従来のトップダウン型からボトムアップ型への転換も道半ばで、各自が役割に応じた能力を
身に付け、自律的に動ける組織づくりを進めたい。
–今期の取り組みは。
より高い売上を目指すために、各部署で必要な数字を担当者自身が把握し、部門の状況を正確に認識できる体制にしたい。社長がすべてを確認するようでは、ボトムアップとは言えない。管理職には管理職としての評価、若手には行動を重視した評価など役割に応じた基準を設け、人材の育成に投資していく。
製品では主力のポンプで汎用性の高いバッテリー式ドラムポンプを発売し、手動、エア式、電動式の3タイプを揃えた。工場扇用の「水道直結型クールミスター」や、寒冷地の声を反映した乾電池式ガンノズル「ATNB1‐20D」改良型など、新製品も展開する。
–今後の開発などは。
次世代を見据え、機器を制御するシステム開発を強化する。例えば、液体の残量を遠隔で把握し、必要に応じて給油する管理システムなど、商品を売るだけでなく、顧客の業務を効率化する提案を進めたい。JIMTOFでは液面計などを駆使し、リアルタイムで容器内の残量をチェックする液体管理システムを披露する。直近、ホルムズ海峡問題でエンジンオイルや切削油の不足が起こり、液体管理に対するニーズも高まっている。
–創業70周年を迎えて。
ベトナム・ダナンへの社員旅行を実施し、日本と海外のスタッフが直接交流する機会を設けた。これまで顔を合わせる機会が少なかった社員同士が実際に交流することで、絆も深まり、グループ一丸で成長していきたい。まずは今期、前年比6%増の売上高12億円の達成を目指す。
日本産機新聞2026年9月20日号
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