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デンソーウェーブ AMR・ロボの組み合わせ実装機にリールを供給【特集:搬送の自動化・効率化】
デンソーウェーブがモバイルマニュピレータで半導体実装機にリールを自動供給する技術を提案している。実装機との相対位置をQRコードで認識し座標補正する機能により、多様な実装機に対応できる。人が担っている供給作業を自動化し、半導体実装工程の長時間無人稼動を後押しする。


人協働ロボット「COBOTTA PRO」と自律走行搬送ロボット(AMR)によるシステムで、自走して実装機に近づき、搭載したリールをロボットアームでつかみ、供給し、空のリールを回収する。
このプロセスのうち実装機に近づいたとき、実装機に貼付したQRコードをロボットアームにつけたカメラで認識する。ロボットと実装機の相対位置の変化に応じて座標を補正し正確に供給することができる。

これまで半導体実装工場では多くの場合、作業者の手で運んでリールを実装機に供給していた。しかしこのロボットとAMRのシステムを活用すれば、工場で稼働する多様な実装機に自動で供給できる。ロボットを移動しても位置調整作業が必要ないため、複数工程に対応する場合にも活用できる。
アームを動かす際の振動は、制振機能によってロボットに加えAMRや架台などシステム全体の揺れを抑える。稼働中の残留振動を低減することでリールを実装機に挿入するときの安定性を高め、サイクルタイムを短縮する。
このシステムは昨年発表し、展示会にも出品した。今年6月に開催された「ロボットテクノロジージャパン2026」では、「デンソー工場のロボ実例—現場が求めるロボット技術—」の1つとして出品し注目を集めた。
さまざまな産業で半導体需要が拡大し、そのなかでも自動車の半導体需要は安全や環境対応で右肩上がりの状況が続く。デンソーウェーブはこのシステムで自動車部品工場や自動車工場における半導体実装工程の自動化の要望に応えていく。
デンソーウェーブは、産業用ロボットや自動認識装置などを手掛ける。自動車部品・システムの総合サプライヤーであるデンソーの小型産業用ロボット事業部門が分離独立して設立された。
日本産機新聞2026年10月5日号
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