2026年8月26日(水)

イスカルジャパン・岡田 一成代表「MAX OUTのコンセプトを浸透」【特集:メーカートップインタビュー】

最少資源で最大効果を創出

岡田 一成代表

–今年注力することは。

依然として、素材の価格高騰が続く中、最少の資源で最大の効果を発揮する「MAX OUT/MAX VALUE」というコンセプトを推進していく。前提として、製品の「安定供給」は欠かせない。イスカルとしては、今後も平時同様の製品供給を約束する。

–その実現に向けて取り組むことは。

まず重要なのは「MAX OUT」がどんな製品かを知ってもらうこと。ユーザー様を取り巻く環境を理解し、どんな製品がMAXOUTを実現する上で、最適なのかを伝えなければいけない。

–どんな製品が対象か。

これまではISOチップは低価格帯の製品のため、工具見直しの対象にならなかった。今は価格が高騰し、ユーザー様は見直しを迫られている。

金型や精密鋳造技術の発展で取り代は近年少なくなっている。CNMG12サイズを使用していても、切込み量を考えると09サイズへダウンサイジングしても加工に影響のないケースは多い。

素材を少なくしても機能を十分に果たせる。これがまさに「MAXOUT」の考え方だ。ほかにも、ヘッド交換式工具、幅狭突切、多コーナインサート、複合工具によって価格以上の『価値』、すなわち「MAX VALUE」を提供する。

–そのコンセプトをどう伝えていくか。

メーカーである当社からの発信力を強化することが急務。営業人員だけではなく、プロダクトマネージャーによるオンラインセミナー等の企画、実施を活発に行っていく。

–流通に対しては。

当社は流通とのパートナーシップを特に重要視している。時代に見合ったアプローチ「MAX OUT/MAX VALUE」のコンセプトをより良く理解頂き、展開頂くため、代理店様・販売店様と調整し、それぞれの要望、ニーズに合った個別の勉強会の企画、実施を行う。是非多くの流通各社様にこのコンセプトの浸透にご協力頂きたい。
 

日本産機新聞2026年8月20日号

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