人手不足や地政学リスク、AIの普及、半導体市場の成長など製造業を取り巻く環境は大きく様変わりしている。こうした環境変化に対応し、販売店を支えるため、商社は物流やECサイトの強化、PBや自動化に貢献する商品の拡充など独自の […]
Cominix・柳川 修一社長「インテグレート力を高める」【特集:商社トップインタビュー】
競争力のコアを磨く

–今年取り組むことは。
加工ラインをインテグレートする力をさらに高める。ユーザーが部品加工で求める品質や量、コスト、時間。それらを実現する工作機械や切削工具、機器をトータルで提案していく。
当社は一昨年、工作機械の販売を本格的に開始した。Kamogawaホールディングスをグループ化し、微細加工工具なども販売するようになった。さらに測定機や洗浄機の取り扱いも新たに増やしている。
これまで切削工具を主力として工作機器や治具、その周辺機器を得意としてきたが、商品展開を広げ、いまや工具や機器、機械を総合的に取り扱う。これらの商品力と、これまでに培った経験やノウハウを生かしユーザーの要望に応えていく。
–取り組む理由は。
事業理念とする生産性向上に寄与する力を進化させるためだ。これまで優れた切削工具を提案することでそれを推進してきた。だが、生産性をより高めるには設備も含む総合的な提案が必要になる。理念に基づき時代のニーズに応えるために必要な力だ。
インテグレートする力を高めることで、より多くのユーザーの生産性向上を後押ししていきたい。経験を重ね、ノウハウを蓄積し、国内そして海外の様々なユーザーのニーズに応える。それにより当社の競争力のコアコンピタンスを強化していく。
–課題は。
人材の育成。AI(人工知能)やIoT、ロボットなどの技術が進化し、加工ラインに求められるニーズも多様化している。そうした新たな技術の知識やノウハウを持つ人材を確保して育成する。提案力を進化させていかなければならない。
–目指す姿は。
切削工具専門商社から「ものづくり専門商社」へと進化していきたい。工具にとどまらず設備をトータルで提案し技術革新に寄与していく。ものづくりの発展を支えていきたい。
日本産機新聞2026年7月20日号
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