2026年8月26日(水)

注目10社の出展製品を紹介【特集:関東グランドフェア2026】

今回のグランドフェアでは、約360社のメーカーらが機械や工具の新製品に加え、人手不足やエネルギー対策など現場の課題を解決する提案を披露する。今回はテーマゾーンでも設定している、自動化や省人化などの「生産性」、省エネなどの「エネルギーコスト」、情報セキュリティなどの「リスク対策」をテーマとした製品が目立つ。出展企業各社の製品や提案の見どころを紹介する。

アクアシステム 循環式タンク清掃ろ過クリーナー「J-Fシリーズ」

主な出展製品:循環式タンク清掃ろ過クリーナー「J-Fシリーズ」など。

特長・見どころ:ブースでは工作機械の周辺で活用できる機器をパッケージで提案する。エア技術を駆使したエア式循環タンク清掃ろ過クリーナー「J-Fシリーズ」は、機械を止めずに回収した切粉・スラッジを簡単廃棄し、切削液の再利用を実現。手作業だと長時間かつ重労働になりがちなタンク清掃を、循環式で効率的な作業をサポート。作業者の負担を軽減し、清掃時間の短縮に貢献する。

また、定期メンテナンスにより加工不良の改善や悪臭軽減に効果を発揮。用途に応じフィルタ(不織布・ステンレス・バッグフィルタ)選択可能で、新しい切削液の交換頻度を低減し、ユーザーのコスト削減に貢献する。

育良精機 ファイバーレーザー溶接機「ISK-FLシリーズ」       

主な出展製品:「ファイバーレーザー溶接機」、「バッテリー溶接機」、「パンチャーシリーズ」、「ライトボーラーシリーズ」。

特長・見どころ:新製品ファイバーレーザー溶接機「ISK-FL1500W・2000W」は高精度なレーザー技術で、安定した溶接品質を実現。TIGや半自動溶接機に比べ熱影響が少なく、歪みや後工程を抑えられ、生産性向上とコスト削減に貢献する。

新製品はレーザー保護面「ISK-FLP1・ISK-FLP2・ISK-FLP3」、レーザーヒュームに対応するダストコレクター「ISK-F1600DC」を展示する。会場ではパーテーション・インターロック機能・緊急停止装置を説明し、実演を交えて、安全性と作業効率を両立した高速溶接を体感できる。

育良精機 自動棒材供給機「BARTOP OS20VR2」        

主な出展製品:自動棒材供給機「BARTOP OS20VR2」、パーツウォッシュクリーナー「ISK-PWC350」、パーツセーフティーレシーバー「ISK-PSR400」(新)など。

特長・見どころ:「ワンストップトータルソリューション」をテーマに自動棒材供給機を中心とした加工機に関連する周辺装置を提案する。「限られたスペース」、「人手不足」にフォーカスを絞り床面積あたりの生産性向上に繋がる商品を展示する。

新商品の「ISK-PSR400」は加工品排出時の落下衝突によるキズや打痕などを解消する製品受けで、複数旋盤への取付替えに対応した各種調整機構を備えたフレキシブルモデルとなっている。自動棒材供給機や加工機と連動させた省エネ運転により環境負荷とランニングコストの低減にも貢献する。

AIRMAN 多彩なシリーズのコンプレッサ

主な出展製品:インバータ制御をはじめとするさまざまな容量制御方式、屋内/屋外設置、油冷式/オイルフリー式など幅広いラインナップのコンプレッサを展示予定。

特長・見どころ:インバータ制御仕様は消費空気量に応じてモータの回転速度を調整するため、無駄な動力を消費せずに高い省エネ効果を得ることができる。

屋外設置型は使用する空圧機器の近くに設置可能。配管の短縮化による圧力損失の抑制や、エア漏れリスクの低減などのメリットがある。また、コンプレッサ室や排気ダクトが不要になるため、導入コストの削減にもつながる。

オイルフリー式は圧縮空気中に油分を含まないため、食品 関連業界や医療品製造業、精密機械などの産業分野の使用に適している。

MCCコーポレーション「ダイヤモンドホイールオフセット(DWO-102)」

主な出展製品:ダイヤモンドホイールオフセット(DWO-102)

特長・見どころ:同製品はオフセット形状を採用したことで、壁際などのツライチ(際切り)作業に対応できるのが特長。グラインダーの保護カバーと切断位置を合わせやすく、切断箇所を目視しながら作業できるため、操作性と安全性の向上につなげた。

電着ダイヤの配置を最適化することで、切断後の面取り作業をスムーズに行える。作業時の負担軽減や作業時間の短縮にも貢献する。

対象素材は塩ビ管(VP・HIVP・VU・HT)のほか、耐火二層管、キッチンパネル(メラミン不燃化粧板に限る)など。配管工事や設備工事の現場で幅広い活用を見込む。

オーエスジー 高機能・低炭素型転造タップ「GRT」  

主な出展製品:高機能・低炭素型転造タップ「GRT」、ステンレス用スパイラルタップ「A-SFT-SUS」、工具管理DXツール「MONOlithbox(モノリスボックス)」(写真)。

見どころ・特長:オーエスジーの最新技術を駆使して、粘りが強いステンレスのタップ加工に最適な「A-SFT-SUS」をはじめとした、さまざまな被削材に対応するAブランド製品や、超モノづくり部品大賞、省エネ大賞をW受賞した高機能・低炭素型転造タップ「GRT」、工具管理DXツール「MONOlithbox」を展示する。

「その他、お客様の加工に合わせた最適な工具と技術を提案させて頂きますので、オーエスジーブースへお気軽にお越しください」(同社)としている。

コベルコ・コンプレッサ 油冷スクリュコンプレッサ「コベライアン VS22AD」

主な出展製品:油冷スクリュコンプレッサ「コベライアン VS22AD」

特長・見どころ:同製品は、省エネルギーセンター主催の「省エネ大賞 製品・ビジネスモデル部門」において、省エネルギーセンター会長賞を受賞した省エネ性能が特長のコンプレッサ。圧縮空気の供給に伴うエネルギーロスを徹底的に削減し、新型圧縮機本体と超高効率モータの採用で、比エネルギー性能を従来機比約3〜5%向上させた。

新型防音パッケージの採用により、世界最高レベルの低騒音性能も実現。工場内の作業環境改善にも貢献する。

さらに、同社のIoTサービス「Kobelink」と連携することで、コンプレッサの稼働状況をリアルタイムで監視できる。省エネ性と保全性を両立した次世代コンプレッサとして提案する。

スイデン ノンフロン型スポットエアコン「SS-25LNシリーズ」   

主な出展製品:ノンフロン型スポットエアコン「SS-25LNシリーズ」、クーラーテント「SS-TNT」、大容量ポータブル電源「NPB-24」。

特長・見どころ:ノンフロン型スポットエアコンは、業務用で初のグリーン冷媒「R1234yf」を採用した環境負荷の少ないスポットエアコン。フロン排出抑制法の対象外で3カ月に一度の簡易点検と廃棄時のガス回収義務がなく、手間やコストを軽減する。

クーラーテントは、手軽に涼しい空間を設置できるスポットエアコンのオプション品。素早く冷え、組立ても簡単で幅広いシーンで活用できる。

ポータブル電源は、バッテリー容量2621Wh、定格出力2400Wと大容量で同社製品も動かすことができる。LEDライトなどを搭載し、電源確保が難しい場所で活躍する。

ハタヤリミテッド「キリンライトセット」

主な出展製品:キリンライトセット、LEDテープライト、サンフラワー、リン酸鉄リチウムLEDジューデンフックライト、コードリール、延長コードなど多種多様な製品を展示。

特長・見どころ:キャスター付LEDジューデンライトセット「キリンライトセット」は、バッテリーと照明が搭載できる移動台車仕様となっており、どこでも持ち運べるのが大きな特長だ。

また、LEDテープライトは発売以降、累計20万本以上売れているヒット商品で、明るさ・耐久性・メンテナンスも簡単で、様々な現場で使用されている。

そのほか、建設業労働災害防止協会の推薦品であるコードリール「BX-301K」をはじめ、多種多様なコードリールも展示する予定だ。

ミツトヨ スマートビジョンシステム「QM-Fit」

主な出展製品:スマートビジョンシステム「QM-Fit」など

特長・見どころ:「QM-Fit」はワークを置くだけで簡単に測定を開始できる手軽さと、タッチパネルによる直感的な操作性が特長の画像測定機。小型・軽量・省スペース設計で、設置場所を選ばず、薄物・小物ワークの測定の効率向上に貢献する。誰でも簡単に使用でき現場の工数削減に寄与できる。

主な測定対象としては金属プレス品や板金部品、切削加工部品など。従来の測定工具や投影機などで測定していた時間を大幅に削減することができる。

7月にはソフトウエアをアップデート。要望が多かった測定可能項目を大幅に拡充、真直度・真円度への対応も行うことで活用の幅を広げた。

monolyst AIセールスプラットフォーム「monolyst(モノリスト)」

主な出展製品:「monolyst(モノリスト)」

特長・見どころ:機械工具や建材卸の現場で課題となっているのが、大量のFAX受注の手入力やカタログからのマスタ登録作業だ。モノリストは、これらをAIで自動解析し、受注帳票や商品スペック、画像を即座にデータ化する。登録工数を最大9割削減して入力ミスや属人化を解消し、大幅な業務効率化を実現する。

任意のプロンプト設定により請求書や納品書などあらゆる帳票の解析に柔軟に対応する。複雑な設定が不要なため、OCR導入に挫折した現場でも手軽に活用できる。業界大手でも導入が進んでおり、データ活用による売上向上を支援する。同社は7月9・10日、「関東グランドフェアセミナー」に登壇する予定だ。会場で最新デモを披露し、次世代の業務スタイルを提案する。

日本産機新聞2026年6月20日号

[ 展示会 ][ 日本産機新聞 ][ 特集 ] カテゴリの関連記事

特集 メーカートップインタビュー① 工作機械・切削工具メーカー各社に聞く今年注力すること

国内の製造業は人工知能(AI)普及によるデータセンターの需要拡大、造船業界の復活、航空宇宙・防衛産業など需要が沸き起こる一方、イラン情勢や中国との経済摩擦による原材料の高騰、供給不足など課題も浮き彫りになり、日本の製造業 […]

ブラザー工業・寺倉 達雄常務執行役員「5軸加工ソリューションの提案」【特集:メーカートップインタビュー】

欧州市場の開拓なども –現在の市場環境は。 国内の自動車産業の投資が力強さを欠く一方、半導体関連市場は活況だ。特に、AIデータセンター関連需要が伸びている。また、石英ガラスやセラミックス、樹脂加工など、加工対 […]

イスカルジャパン・岡田 一成代表「MAX OUTのコンセプトを浸透」【特集:メーカートップインタビュー】

最少資源で最大効果を創出 –今年注力することは。 依然として、素材の価格高騰が続く中、最少の資源で最大の効果を発揮する「MAX OUT/MAX VALUE」というコンセプトを推進していく。前提として、製品の「 […]

トピックス

関連サイト