ミスミグループ本社は4月から、自動販売機による間接材の調達コストを削減するサービスを開始した。ユーザーの工場に自動販売機を設置し、発注頻度の高い商品を中心に販売する。発注や在庫の手間、不正な商品の購入防止につなげる。間接 […]
【メーカートップインタビュー】ベッセル社長/田口順一氏「ニーズに応える商品開発」
世界で喜ばれるブランドに

今年取り組むことは。
日本、そして世界のユーザーのニーズに応える新商品開発に取り組む。ユーザーは常に作業効率や品質を高め、快適に使える工具を求めている。それは、国や地域、業種などによって少しずつ異なる。そうした多種多様なニーズに応える商品を開発していく。
それは例えば。
当社の主力商品のドライバーでもニーズは異なる。性能や品質、機能性を求めるのは日本や欧米が多く、東南アジアなどはそれより耐久性を求める。一方、デザインは日本向けが欧州で受けなかったり、米国ではトルクスや絶縁仕様が求められたり。そうした少しずつ違うニーズに応えるということだ。
商品開発はどのように。
当社は市場調査してニーズを吸い上げ、それを検証、商品を試作、ユーザーの評価を受け、改良を重ね商品化するやり方で商品開発している。開発テーマによって、その技術やノウハウ、知識の豊富な人が開発部や各工場、営業から集まりチームをつくり取り組む。
それをこの約30年続けるうちに商品開発の精度が高まった。電動でネジ締めをアシストする「電ドラボール」や、折れにくく摩耗しにくい高硬度材(ダイハード鋼)のビットもそうした中で生まれ、ここ数年のヒット商品となった。
今年の新商品点数は。
そうした新商品開発のテーマを全て商品化することはできないが、年間に約30点は商品化したい。それによって国内、そして海外の需要に応えたい。
商品開発に最も力を入れる理由は。
メーカーの使命であり、それが事業成長の原動力だから。当社が目指すブランドビジョンは、「世界中にベッセル製品を届けること」。そのために開発の領域は制限しない。あらゆるニーズに応える商品開発にこれからも挑み続ける。そして世界でベッセルのファンを増やしたい。
日本産機新聞 2022年9月5日
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