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【メーカートップインタビュー】ブラザー工業常務執行役員/星真氏「24年に1000億円」
商品・サービス拡充へ

今年注力することは。
ブラザーグループは中期戦略『CS B2024』を掲げ、工作機械分野は24年までに売上高1000億円を目標とした。そのためには素早く行動していくことが重要で、商品ラインアップやサービスを拡充し、他社にない価値を提供していく。
はじめの一手は。
今春、SPEEDIOのベストセラー機である「Sシリーズ」とパレットチェンジャー搭載モデル「Rシリーズ」を刷新し、新たに28本マガジンを追加するなど機能性を充実させた。さらに、治具エリア最大φ500㎜の傾斜ロータリーテーブルを搭載した「U500Xd1」は高生産性・省スペース化・省エネ性能のほか、工程集約を掲げ、省スペースながら大型ワークをワンチャッキングで加工する新たな価値を加えた。世にない価値をユーザーに提供し、他社との差別化を図る。
販売やサービスは。
次は販売強化のためのインフラ整備だ。年内をめどに、ショールーム&デモ加工が行えるテクノロジーセンターを仙台に開設し、年度内に九州と広島にも開設する。中国やインドなど重点市場もテクノロジーセンターを増やし、機械性能を体感できる場を整える。
ターゲット市場は。
EV部品を重点市場と捉え、インバータやモータケースなどに注力する。これまで自動車産業は参入障壁が高く、なかなかアプローチ出来ていない面もあったが、EV化で新規部品の案件が増える。ユーザーが求める価値を提供できれば、顧客開拓のチャンスが増えるため、シェア拡大を図りたい。
商社や販売店の役割は。
売上を増やすには代理店など販売パートナーとの連携が不可欠。今年は新たに代理店会『SPPEDIO会』(16社で構成)を立ち上げ、一層の関係強化を図っていく。製造面でもサプライチェーンの強化を進めており、年内には通常納期に戻る見込みだ。ここで体制を整え、販売を強化する。
日本産機新聞 2022年9月5日
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販売店の来場促す 昨年を振り返って。 昨年から機械メーカーや販売店など各地の展示会出展を強化したことで、ヘリカル穴加工エンドミル『ドリルミル』の認知度も高まった。地域展示会はユーザーとの距離も近く、具体的な課題を知るきっ […]