2025年12月10日(水)

サンドビック、ミーリングを拡販
第1弾にコロミル390

キャンペーンで工具商と連携

サンドビック サンドビック2

 サンドビック(名古屋市名東区)は今年、ミーリング製品の拡販を目指す。第1弾として、高精度肩削りカッター「コロミル390-07切れ刃」に注力する。同シリーズの小径タイプで、あらゆるフライス加工の中仕上げ加工領域において、ソリッドエンドミル並みの高精度加工を実現した。同社では「春のスター製品キャンペーン」も実施しており、今年の注力製品としている。

 「コロミル390-07切れ刃」は耐熱性を向上させたボディで、本体の変形を低減。新技術の「ザーティボテクノロジー」を採用した新PVDコーティング材種GC1130との組み合わせで、抜群の刃先安定性とフレーキング(剥離)の低減を実現した。チッピングの高い耐性を実現し、鋼加工で最高の性能を発揮する。難削材では材種GC1040、S30Tとの組み合わせが最適。

 また、カッターに同梱されたスプリング機能内蔵の新型トルクレンチ(特許出願中)と新スクリューによる取り付けが簡単で、締めすぎによる変形・欠損を防止。3月1日には防振型カッターを導入し、チップ品目も追加したことでラインアップを充実させた。

日本産機新聞 平成28年(2016年)4月15日号

[ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

中小企業が導入しやすい自動化技術目立つ【MECT2025総集編】

自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]

測定の自動化【MECT2025総集編】

ロボの活用で測定自動化 高精度ワークを機上計測 東京精密は棚型ストッカー「TARNER」と、小型三次元測定機「ZEISS Dura MAX」を展示し、協働ロボットがワークを測定機まで自動搬送する測定の自動化を提案した。T […]

ワーク交換の自動化【MECT2025総集編】

従来の大量生産型から変種変量生産に対応する動きが加速しており、中小ユーザーを中心に手軽かつ低価格で自動化を可能にする提案が求められている。MECTでは『ワーク交換の自動化』をテーマに、簡単に自動化・省人化を図る提案が多数 […]

トピックス

関連サイト