2025年10月20日(月)

三叉路…

 〇…二度目の緊急事態宣言が発出された1月7日の都内。19時頃に、近隣にある多くのオフィスの灯が一気に消えた。一度目の時も東京駅の人の少なさに愕然としたが、今回も世界の変化を痛感せざるを得ない状況だった。

 〇…コロナは我々に多くの変化を迫った。マスク着用はもちろん、オンライン飲み会など生活のあり様を大きく変えた。営業も大きく変わった。「近くに来たから」という訪問が難しくなり、アポイントの徹底や、デジタルツールを使ったコミュニケーションなど変化にどう対応していくかが問われている。

 〇…一方で、ある部品メーカーの経営者は今の状況を冷静になって「本質を見極めるべき時」と指摘する。AIやIoTなど新技術への対応が必要だが「変化しているのはあくまで手段や方法。ユーザーにとって必要な機能を作るという、ものづくりの本質は変わらない」。

 〇…コロナはすぐに収束しそうな気配はない。引き続き、機械工具業界にとっても、様々な変化への対応が急務となっていくだろう。しかし一方で、「変えなくてはいけないこと何か」、逆に「変えてはいけない本質は何か」を見極める時間も持ちたい。

日本産機新聞 2021年1月20日

[ コラム ][ 三叉路 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

FutureOne ERPパッケージの貿易管理機能強化で機械工具商の海外展開を後押し

FutureOne(東京都品川区、03・5719・6122)は、機械工具商社に特化したERPパッケージ「InfiniOne(インフィニワン)」の貿易管理機能を強化している。海外取引で面倒となりがちな見積もりや伝票の作成、 […]

開幕まで1週間 各展示館の見どころを紹介【特集:MECT2025】

人手不足や効率化提案 過去最大規模となる「メカトロテックジャパン2025」。工作機械や切削工具、工作機器、測定機器、ソフトウェアなどの最先端技術が一堂に集まる。人手不足への対策が喫緊となる中、自動化や省人化、工程集約など […]

注目の出展製品 工作機械・切削工具編【特集:MECT2025】

オークマ 第1展示館  1F03 主な出展製品 小型横形マシニングセンタ「MS-320H」(新)、複合加工機+ビルトインロボット「MULTUS B250Ⅱ ARMROID」、CNC円筒研削盤+移動式協働ロボット「GP26 […]

トピックス

関連サイト