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リアルとバーチャル融合 −ユアサ商事–
新展示会 2021年3月25、26日にインテックス大阪
ユアサ商事は2021年3月25、26日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で、リアルとバーチャルを融合した展示会「YUASA Growing フェア」を開催する。会場はリアルとバーチャル展示ゾーンを併設。リアルゾーンはAIやIoTをテーマに活用事例を紹介する。バーチャルゾーンはパソコンを設置し、ウェブ上で動画などを通じ、商品の特長を伝える。徹底したコロナ感染症対策を図りながら、販売店に向け新たなプロモーションの形を提案する。

リアル125社、バーチャル96社の221社のメーカーが出展する。全員事前登録制で入場者数を管理し「密」を避けるなど、徹底したコロナ感染対策を図る。
会場は大きく2つに分かれる。1つは実際の展示を行う「リアル(テーマ)ゾーン」。AIやIoTがテーマで、中心部に資本提携出資したAIベンチャーのコネクトームデザインを配置。「スマートファクトリー」、「スマートライフ」など6分野でAIやIoTの活用事例を紹介する。スマートファクトリーでは、食品工場を再現したコーナーを設置。カメラとAIで、事故を起こさせないような仕組みを提案する。
「バーチャルゾーン」では、多数設置されたパソコンからウェブ上に設けた「バーチャル展示場」を閲覧でき、商品動画などで、商品の説明を見ることができる。ECサイトから購入できるブースを設けた。単独出展するメーカーのブースはビデオ会議システムで個別の相談もできるようにした。多数のセミナーも開く予定で「コロナ禍における営業力強化」や、「ウェブを活用した装置・搬送システムの提案」など、9つのテーマを設定した。
グランドフェアとは異なり、販売店を来場者ターゲットとしており、「販売店とメーカーをつなぐ新たなプロモーションの場を提案したい」(髙知尾敏之常務)という。来場者から意見を集めることで、次年度以降の展示会のあり方や、最適な販促方法の確立を目指す。
関東は3000人が来場

関西に先立ち11月に千葉の幕張メッセで開かれた同展には、徹底したコロナ感染対策を図る中、2日間で約3000人が来場した。
参加したユアサ商事の社員は全員新型コロナウイルスの抗体検査を実施。会場内の来場者は最大で800人以下になるように入場を制限し、パソコンは閲覧後に消毒するなど徹底した対策を図った。
髙知尾常務は「ウィズコロナの時代にあって、どのようなプロモーション方法が正解か現時点で断言できない。そういう意味で、今回は当社にとってもチャレンジだ。もっと良い手法や改善点があるかもしれない。だから、ぜひ来場頂き、様々な意見を頂きたい。それを今後の展示会や販促活動にも生かしていきたい」としている。
日本産機新聞 2020年12月5日
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