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工作機械 工具・機器 相次ぎウェブ展
仮想空間で魅力を体感

新型コロナウイルスの影響で今年予定されていた大型展示会やセミナーは中止または延期を余儀なくされた。そこでメーカーや機械工具商社が力を入れているのがウェブの活用だ。工作機械メーカーをはじめ、切削工具やCAD/CAMなどソフトウェアの各メーカーは自社製品を紹介するウェブ展示会や技術セミナー、動画配信を行い、機械工具販売店やユーザーへの訴求を強めている。また、機械工具商社もウェブセミナーを実施し、タイムリーな情報を届けようと工夫している。これまでリアルな展示会やセミナーと違い、ウェブの大きなメリットはどこでも誰でも閲覧できること。機械工具業界もウェブ活用時代が到来した。
対面補完するセミナーも
ウェブを積極活用しているのが工作機械の業界だ。DMG森精機は生産拠点である伊賀事業所ショールームをデジタルツインで再現。フルCG(4K画質)とパノラマビューでリアルな空間を作り、製品情報や関連動画など200以上のコンテンツを用意し、ユーザー体験を強化している。ヤマザキマザックは「Web Showroom」による加工動画の閲覧ほか、加工プログラミングスクールをデジタル化したeラーニングも注力。オークマも金型加工の課題解決を図る製品や技術を紹介するウェブ展示会を開きユーザー提案を図る。
切削工具メーカーでウェブ展示会を開いているのはMOLDINOだ。9月16日まで「MOLDINO WEB EXPO」を開き、「自動車アウタープレス型の高能率加工」など最新技術の紹介ほか、工具開発の歴史を披露。11月頃に第2弾となるウェブ展示会も開く予定。オーエスジーはタップやドリル、エンドミルの工具基礎や新製品情報が聴講できる「WEB SHOWROOM」を展開し、サンドビックは「耐熱合金チタン合金加工」や「次世代アルミ合金フライス加工」といった技術セミナーを開催している。
機械工具商社のウェブ活用も本格化している。ユアサ商事はグランドフェアの中止により代替えとなる企画を展開。メーカーと共同で感染症対策商品などタイムリーなテーマのセミナーを月2回開いている。毎回上限300人が参加する盛況ぶりで、ウェブ上の企画に力を入れながら、製品の活用方法などウェブでは説明が難しい部分を対面営業で提案。山善はメーカーや販売店のニーズで個別にウェブセミナーを開き、ジーネットは同社の「かんたん解決カタログ」を切り口にしたウェブセミナーを開いている。今後も順次開催する予定で、コロナ禍でますますウェブ活用は進みそうだ。
日本産機新聞 2020年8月20日
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