2025年6月12日(木)

アマノ AIで自律移動の洗浄ロボ

清掃人員の人手不足対策に

アマノ(横浜市港北区、045-401-1441)はこのほど、自律移動ロボット開発ベンチャー企業のプリファード・ロボティクス(東京都千代田区)と共同で、AI技術で自律移動する小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT(ハピボット)」を開発した。これまで小型の手押し洗浄機しか使用できなかった現場でも導入可能。清掃人員の人手不足対策として提案する。

本体幅は20インチ(幅560㎜)とコンパクトなサイズで、連続2時間の清掃ができる。高度な自己位置認識、カメラに映った物体を識別する物体認識といったAI技術を搭載し、人や障害物を正確に認識して床面を自動洗浄する。従来の技術では難しかった床マットなども認識できる。

清掃対象エリアの外周を登録すれば、周囲をセンシングしながら、走行可能ルートを自動で生成する。また、同時発売のクラウドサービス「AMANO Robot Cloud(アマノ・ロボット・クラウド)」を利用することで、複数台のロボットの稼働状況をリアルタイムで監視できる他、清掃ルートの変更なども可能となり、現場管理者の工数を大幅に削減する。

販売価格は320万円(税別)。同社は2022年度に200台、23年度は600台の販売を目指す。

日本産機新聞 2022年10月20日

[ ロボット ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

池松機工 5軸駆使し生産性と品質高める 【投資する半導体製造装置部品メーカー】

池松機工はこの14年で残業時間を5分の1に減らし営業利益を2倍に増やした。それにより安定して人材を採用できるようになり財務体質も改善した。原動力となったのが5軸加工と自動化による生産体制の大改革。未来を拓く技術と見極め、 […]

積極投資で生産能力増強 【特集:投資する半導体製造装置部品メーカー】

積極投資で生産能力増強 【特集:投資する半導体製造装置部品メーカー】

日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、日本製半導体製造装置の市場は2024年度に初めて4兆円を超え、26年度には5兆円に到達する見通しだという。製造装置メーカー各社は技術開発や生産能力の増強に向けた投資を増やし、拡 […]

ユアサ商事 社名を「YUASA」に

来年4月1日から ユアサ商事は来年4月1日に社名を「YUASA」に変更すると発表した。市場がグローバル化していることに加え、ビジネス領域が製品開発、ソリューション提案などトレーディング機能だけにとどまらなくなっていること […]

トピックス

関連サイト