2025年7月4日(金)

【メーカートップインタビュー】明治機械製作所社長/佐伯直泰氏「ニッチ戦略で差別化」

リアルとウェブの融合

明治機械製作所社長/佐伯直泰氏

今年の目標は。

昨年から掲げる「ニッチトップ戦略」に磨きをかける。スプレーガンの特殊対応や特殊市場向けコンプレッサを開発し、他社との差別化を図りながら、様々なユーザーの課題解決に努める。

ニッチ戦略の背景は。

将来を考えると、国内の市場は伸びていかないだろう。その中で、他社と標準品で競争すれば価格競争に巻き込まれ、成長につながりにくい。それより当社の強みを活かしたニッチ市場でナンバー1と言える製品を開発できれば差別化になる。『特殊対応の明治』というブランドを確立したい。

力を入れていることは。

ブランド認知度を向上させるため、ウェブ戦略を展開している。YouTubeに製品動画をアップしながら、ツイッターやインスタグラムでも情報発信を強化している。塗装機器では個人のペインターが見てくれており、公開時の反応も上々だ。また、動画は情報発信のツールだけでなく、営業の補助や教材として活用できるのも大きな利点。

次は部品販売をメインとするECサイトを立ち上げる。ルートを持たないユーザーの部品交換など細かなニーズにも対応し、当社のファンになってもらえる機会を増やしたい。

リアルでの強化策は。

昨年立ち上げた技術の専任チームが本格的に動き出している。特にスプレーガンの特殊品は品質や条件など細かな打ち合わせがあるため、経験も重要な要素。バックアップ体制を整えたことで、積極的にユーザーとの接点を増やすことができれば、ブランド価値向上につながると期待している。

現状の課題は。

力を入れたいのは海外。売上を上げることに苦心してきたが、ウェブ効果でスペインから大口受注を獲得した。昨年には重点市場の中国とアメリカに代理店を設けており、売上も伸び始めている。今後も販売を強化し、目標である海外比率を15%まで引き上げたい。

日本産機新聞 2022年9月5日

裾野の広がり、多様な視点【現場考】

ギアチェンジは必要 日本能率協会の2023年の調査によると「管理職を目指したくない」と答えた一般社員の比率は77・3%で、5年前と比べ、5%も上昇したという。一般社員から見ると管理職が「魅力的ではない」と映るようだ。 「 […]

日伝  運搬支援ロボット「TugRos」を販売強化

資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]

MECT2025 過去最高の524社が出展

メカトロテックジャパン2025を主催するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、052・732・2455)は6月5日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で出展者向けの説明会を開き、今回の出展者数は524社・団体、小間数は […]

トピックス

関連サイト