ウェビナーで点検方法解説 キトーは製品の点検方法や、故障の原因と対策などをテーマとしたウェビナーを開催している。大手企業の保全担当者から中小企業の現場作業者まで幅広いユーザーが対象。これまで接点を持つのが難しかった顧客層 […]
【メーカートップインタビュー】明治機械製作所社長/佐伯直泰氏「ニッチ戦略で差別化」
リアルとウェブの融合

今年の目標は。
昨年から掲げる「ニッチトップ戦略」に磨きをかける。スプレーガンの特殊対応や特殊市場向けコンプレッサを開発し、他社との差別化を図りながら、様々なユーザーの課題解決に努める。
ニッチ戦略の背景は。
将来を考えると、国内の市場は伸びていかないだろう。その中で、他社と標準品で競争すれば価格競争に巻き込まれ、成長につながりにくい。それより当社の強みを活かしたニッチ市場でナンバー1と言える製品を開発できれば差別化になる。『特殊対応の明治』というブランドを確立したい。
力を入れていることは。
ブランド認知度を向上させるため、ウェブ戦略を展開している。YouTubeに製品動画をアップしながら、ツイッターやインスタグラムでも情報発信を強化している。塗装機器では個人のペインターが見てくれており、公開時の反応も上々だ。また、動画は情報発信のツールだけでなく、営業の補助や教材として活用できるのも大きな利点。
次は部品販売をメインとするECサイトを立ち上げる。ルートを持たないユーザーの部品交換など細かなニーズにも対応し、当社のファンになってもらえる機会を増やしたい。
リアルでの強化策は。
昨年立ち上げた技術の専任チームが本格的に動き出している。特にスプレーガンの特殊品は品質や条件など細かな打ち合わせがあるため、経験も重要な要素。バックアップ体制を整えたことで、積極的にユーザーとの接点を増やすことができれば、ブランド価値向上につながると期待している。
現状の課題は。
力を入れたいのは海外。売上を上げることに苦心してきたが、ウェブ効果でスペインから大口受注を獲得した。昨年には重点市場の中国とアメリカに代理店を設けており、売上も伸び始めている。今後も販売を強化し、目標である海外比率を15%まで引き上げたい。
日本産機新聞 2022年9月5日
デジタル人材の開発へ 『工作機械から切削工具までのトータルアドバイザー』として高い専門性を活かした営業活動を展開するタナカ善(京都市伏見区)は2020年に本社を移転。働きやすい環境を整えつつ、工作機械や切削工具のテスト加 […]
顧客の役に立つ営業を 軸受・伝導機器から油空圧・制御・計測機器、省力機器までモノづくりに必要な機器を販売する三光機工(京都市南区)は2022年、手狭になりつつあった本社を移転。伸び伸びとした環境下で成果主義と現場裁量のバ […]