2025年2月11日(火)

【メーカートップインタビュー】レッキス工業社長/宮川一彦氏「次の100年を見据え」

土台作りを進める

レッキス工業社長/宮川一彦氏

今年の取り組みは。

当社は2025年に創業100周年を迎える。永く製品を愛用して頂いているコアなレッキスファンも多く、SNSでの交流も増えてきた。今後もその期待に応える製品やサービスを提供するために、「次の100年」を見据えた土台を構築する。

そのためには。

コロナ禍では部材調達や新製品の開発に影響が生じるなどサプライチェーンの寸断が課題となっている。部材の高騰や納期遅延、為替影響も大きいため、サプライチェーンの強化が必要だ。チャイナ+1を視野に入れ、新たなサプライチェーンの構築を図っていく。

製品開発では。

直近、バンドソーとフレアリングツールを発売し認知向上に努めている。今年10月には東京と名古屋で管工機材・設備総合展が開催される予定で、リアルで製品を見てもらえる機会を大切にしたい。

また、ホームページ上では製品を紹介する動画公開を積極的に進めている。当社らしく、聴覚障害者でも分かるように手話を交えて解説しているところにも注目してもらいたい。

デジタル化は大きなテーマです。

製品開発におけるデジタル技術の活用は重要だ。当社もデジタル人材の強化を進めながら、少しずつIoTを駆使した製品をラインアップしている。例えば、水圧・空圧・満水試験記録器「みるみるくん」は配管漏れを検知する機器で、測定データをタブレット端末などに転送でき、書類作成の省力化にもつながる。デジタル活用による省人化・省力化をテーマに、新たな価値を創りたい。

最も重要なことは。

『企業は人』という考えに変わりはない。会社発展のエンジンは人材であり、当社はおかげさまで離職率も低い。

社員が成長する場を作り、「この会社で働いてよかった」と思ってもらえる会社にすることが私の役目であり、最も重要なことだと思っている。

日本産機新聞 2022年9月5日

カワタテック 外段取りで自動化促進【特集:工程短縮】

パレットチャンジャ「SP4770G」 変種変量生産にも対応 25年以上前からファナック製ロボドリルに対応するパレットチェンジャを2機種(SP3970G・SP3950G)揃え、国内外で2000台の納入実績を持つ。 今回、新 […]

オーエスジー 切削だけで樹脂鏡面仕上げ【特集:工程短縮】

「ディスクカッタ+単結晶ダイヤモンド」 バフ研磨不要で大幅時間短縮 オーエスジーはディスクカッタ「PFDC」に単結晶ダイヤモンドインサート「DM001」を追加、11月20日から販売開始した。 切削加工だけでアルミニウム合 […]

浦谷商事 金型でシリアル番号など成形可能 【特集:工程短縮】

「自動回転式デートマーク」 シールやレーザーマーク工程不要に 浦谷商事が開発した「自動回転式デートマーク」は、射出成形のワンショットごとにデートマーク内に埋め込まれている数字部分が自動で回転し、全成形品に個別のシリアルナ […]

トピックス

関連サイト