2025年12月22日(月)

【メーカートップインタビュー】エンシュウ副社長/鈴木  敦士氏「中小ユーザーを開拓」

自動化・省人化ノウハウが軸

エンシュウ副社長/鈴木  敦士氏

今年取組んでいること。

中小ユーザーの開拓だ。2020年に創業100周年を迎え、次の100年に向けてさらに成長するために、21年からの中期5カ年計画「チャレンジ500」では自動車以外の市場拡大を掲げた。

自動車業界で培った実績と自動化技術、IoTなどデジタル技術を活かして、中小ユーザーの自動化・省人化を支援することが当社の使命であり、それが日本のものづくりの裾野を強化することに繋がると考えている。

例えば、プログラムも治具も含めて簡単に自動化できる機械、あるいは標準的に自動化機能を織り込んだものなど。そのひとつが、立形マシニングセンタのX軸の動きを利用してガントリーローダーの動作をさせる「E‐Loader」だ。

今秋のJIMTOFでは、立形・横形マシニングセンタを各1機種を初披露する。ロボットメーカーと組んで共同展示も計画している。

レーザー加工機も強み。

当社のレーザー加工機は、溶接・焼入れ・肉盛りに対応。例えば、脱炭素化を掲げるユーザーは、高周波からレーザー焼入れに切り替えることで電力消費量を数分の1から数十分の1に削減できる。

エンシュウコネクティッドを設立。

自動車業界で培った自動化ノウハウと、高度なIoT技術を生かし、電機、医療などの異分野にも挑戦する。切削加工においては、当社製に限らず、他メーカーの機械、治具や工具も含めてトータルでインテグレートする。自動化からDXまで一気通貫で提供できる。

今後の活動は。

商社、販売店の皆さんの協力を得ながら、ユーザー1軒1軒の要望を具現化。その成功事例を全国に拡げていきたい。営業担当者は、各エリアに1カ月に2週間以上滞在。引き合い、受注が順調に拡大しており、拠点の再整備も視野に入れている。

人手不足が課題となっている今、「自動化・省人化のエンシュウ」に是非お声をかけて頂きたい。

日本産機新聞 2022年9月5日

経済産業省  航空機武器産業課 航空機部品・素材産業室  西山  正室長に聞く【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]

航空機部品メーカー・オオナガの取り組み【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]

航空機産業を支える注目7社の生産財【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

アジアでは新興国の人口増加や経済成長、インフラ需要などに伴い、航空機産業は今後さらなる伸びが期待されている。政府もこうした需要拡大を見込み、アジアでの航空機産業へのサプライチェ—ン参画を強化するため、補助金や官民連携など […]

トピックス

関連サイト