今年3月、THKの子会社で伝導機商社のトークシステムの社長に就いた林田哲也氏。THK入社後すぐに、創業者の故寺町博氏の秘書を経験。その後、約20年に亘り、中国、欧州などでTHKの海外展開を担ってきた。トークシステムの社長 […]
【メーカートップインタビュー】イーグル・クランプ社長/津山信治氏「営業支援システムを構築」
クランプ安全に使える提案を

今年取り組むことは。
当社が手掛けるクランプは造船や鉄骨組立などの現場で使われる。鋼板などの重量物を吊り上げて運ぶため、クランプの老朽化や誤った使い方が原因で事故が起きることがある。
そのため当社の営業(テクニカルエンジニア)は定期的にユーザーを訪問してクランプを点検し、部品交換やその作業に最適なクランプを提案する。今年取り組むのは、営業がより良い提案をできるようにサポートする「営業支援システム」の構築だ。
営業支援システムとは。
営業が提案活動で必要な知識やアイデアを学び、知ることができるものだ。当社では、ユーザーそれぞれが使用するクランプ、使用年数、使用頻度、交換履歴などの情報を蓄積している。
その情報をデジタルデータベースにし、営業がオンデマンドで閲覧できるようにする。さらにはそのデータベースを解析し、多種多様なユーザーニーズに応じて最適なクランプを提供できるようにしたい。
なぜ営業支援システムを。
最適なクランプと使い方を提案しユーザーに安全に、そして安心して使ってもらう。そのスキルを営業全体で底上げするため。クランプの提案力は長年の経験によるところが大きく、ベテランと経験の浅い人の差は大きい。このシステムで差を減らし提案力の全体の質を高めたい。
そしてこのシステムは営業を後方支援する営業事務や技術や製造、さらには管理本部なども共有する。全社でユーザーの利用情報を理解し、的確に営業を支援、情報発信できるようにしていきたい。
営業支援システムの完成はいつ頃ですか。
来年6月をめどに完成する予定。しかしそれ以降も、提案の精度をより高めることができるように改良を続けていく。営業の提案活動をサポートし、それによってユーザーに安全にクランプを使ってもらえるよう進化させていく。
日本産機新聞 2022年9月5日
工具・工法の開発に活用 MOLDINO(東京都墨田区、03・6890・5101)は4月、野洲工場ソリューションセンター(滋賀県野洲市)内に微細切削加工に特化した加工室を新設した。微細加工用マシニングセンタ(MC)2台を導 […]
自重1・58㎏の小型軽量化を実現 象印チェンブロック(大阪府大阪狭山市、072・365、7771)はこのほど、YAD型レバーホイストシリーズに新モデルの「YAD-25」を追加し、6月1日より発売した。定格重量250㎏で標 […]