供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]
三叉路…
〇…「新規開拓では、顧客の弱みを探すんです」。そう話すのは、ある金型メーカーの経営者。過去10年間で、売上を倍近く伸ばした。その社長が顧客の弱みを探す際に注目するのが「組織バランスの悪さ」という。
〇…曰く「どんな組織でも設計や営業、製造など弱い部署がある。そうした部署は大抵問題を抱えている」。興味深いのは、その問題の解決策が必ずしも金型ではないこと。最近、ある部品メーカーで設計が手薄だったため、設計者を常駐させることに成功したという。
〇…なぜそんな視点で提案ができるのか。「金型が嫌いだから」と笑う。「金型好きは金型技術で顧客の課題に向き合う」。ただ「金型にこだわりすぎると視野が狭くなり、問題の本質が見えなくなる」。先の部品メーカーの問題は金型でなく、設計不足による納期遅延だったという。
〇…機械工具を通じた生産性向上、加工効率改善などの積極的な提案は販売店の役割で、重要な視点だ。しかし、先の金型メーカーのように機械や工具というプロ目線を外して「顧客の弱み探し」をしてみてはどうだろう。意外と提案の幅が広がるのかもしれない。
日本産機新聞 2022年7月20日
ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]
アジアでは新興国の人口増加や経済成長、インフラ需要などに伴い、航空機産業は今後さらなる伸びが期待されている。政府もこうした需要拡大を見込み、アジアでの航空機産業へのサプライチェ—ン参画を強化するため、補助金や官民連携など […]






