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三協精器工業 士別産羊のブランド化
大阪に羊肉店オープン

製造業から飲食業まで
ばねメーカーの三協精器工業(大阪市東淀川区、06-6322-2931)は大阪市北区に、同社の牧場で飼育した羊肉を提供する「士別バーベーキュ—はなれ」をオープンした。関連会社である士別三協(北海道士別市)が運営する牧場で育てられた羊肉を堪能でき、ラムチョップなど希少部位も楽しめるメニューで、士別産羊(サフォーク羊)のブランド化を図る。
同社は2019年、士別三協を設立し、農業事業と飲食事業を構え、札幌市内に飲食店3店舗を展開している。国産羊肉の流通は0・7%と僅かだが、同社は自社で除骨作業を行い、希少部位を提供することが可能だ。同社の赤松賢介社長は「サフォーク羊は現在、200頭ほどで来年には300頭飼育できるようになり、500頭になれば安定して北海道、大阪のお店に提供できる。大阪文化に羊肉はないが、ぜひ北海道・士別ブランドの羊を知ってもらい、地域振興につなげたい」と話し、お鍋や北海道の食材を堪能できるコース料理を用意している。
同社のばねは農業機械や自動車、航空機など様々な産業で使用されている。農業事業や飲食事業を展開する理由として赤松社長は「世の中では6次産業化とも言われるが、メーカーの失敗する理由として自社の製品が良いと思い込んでいるケースが多く、良いかどうかはお客様が決めること。当社ばねの25%が農機向けであり、牧場を持つと顧客の顧客になることができ、お客様の気持ちを知る機会となる。また、飲食事業で最終消費者とつながることもできる。顧客の声を聞き、生産につなげれば失敗はないと考えた」と語る。農業(牧場)を運営することで、農機の使い方、顧客側の感情が分かり、「営業も製造現場へ顧客の思いを伝えるようになってきた」とし、その効果が出始めているようだ。
日本産機新聞 2021年8月5日
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