2026年4月15日(水)

三協精器工業 士別産羊のブランド化

大阪に羊肉店オープン

製造業から飲食業まで

ばねメーカーの三協精器工業(大阪市東淀川区、06-6322-2931)は大阪市北区に、同社の牧場で飼育した羊肉を提供する「士別バーベーキュ—はなれ」をオープンした。関連会社である士別三協(北海道士別市)が運営する牧場で育てられた羊肉を堪能でき、ラムチョップなど希少部位も楽しめるメニューで、士別産羊(サフォーク羊)のブランド化を図る。

同社は2019年、士別三協を設立し、農業事業と飲食事業を構え、札幌市内に飲食店3店舗を展開している。国産羊肉の流通は0・7%と僅かだが、同社は自社で除骨作業を行い、希少部位を提供することが可能だ。同社の赤松賢介社長は「サフォーク羊は現在、200頭ほどで来年には300頭飼育できるようになり、500頭になれば安定して北海道、大阪のお店に提供できる。大阪文化に羊肉はないが、ぜひ北海道・士別ブランドの羊を知ってもらい、地域振興につなげたい」と話し、お鍋や北海道の食材を堪能できるコース料理を用意している。

同社のばねは農業機械や自動車、航空機など様々な産業で使用されている。農業事業や飲食事業を展開する理由として赤松社長は「世の中では6次産業化とも言われるが、メーカーの失敗する理由として自社の製品が良いと思い込んでいるケースが多く、良いかどうかはお客様が決めること。当社ばねの25%が農機向けであり、牧場を持つと顧客の顧客になることができ、お客様の気持ちを知る機会となる。また、飲食事業で最終消費者とつながることもできる。顧客の声を聞き、生産につなげれば失敗はないと考えた」と語る。農業(牧場)を運営することで、農機の使い方、顧客側の感情が分かり、「営業も製造現場へ顧客の思いを伝えるようになってきた」とし、その効果が出始めているようだ。

日本産機新聞 2021年8月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

自動化システムの祭典 ロボットテクノロジージャパンが開幕へ 4万5000人の来場見込む

6月11日から13日の3日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催されるロボットテクノロジージャパン2026の主催者であるニュースダイジェスト社は出展者説明会を開き、出展者数が265社・団体、小間数1 […]

アイゼン 脆性材の試験加工体制を強化 半導体需要に応える

ジルコニア、窒化アルミも加工 精密ピンゲージ、ダイヤモンドやCBN工具を手掛けるアイゼン(滋賀県東近江市、0748・45・5100)はこのほど、セラミックスなど脆性材料のテスト加工現場にファナックの30番加工機であるロボ […]

特集:今年の戦略商品③ メーカー各社が拡販に注力する製品を紹介

サンコーインダストリー LOCK ONE(ロックワン) ボルト・ナットの緩みや脱落を防ぐスプリング。スプリングの緊縮力により、ねじの戻ろうとする力と外れる方向への力を同時に抑えることで、高い緩み止め効果を発揮する。ソケッ […]

トピックス

関連サイト