2026年9月21日(月)

カワタテック 外段取りで自動化促進【特集:工程短縮】

パレットチャンジャ「SP4770G」 変種変量生産にも対応

25年以上前からファナック製ロボドリルに対応するパレットチェンジャを2機種(SP3970G・SP3950G)揃え、国内外で2000台の納入実績を持つ。

今回、新たにラインアップしたのがロボドリルのYストローク500㎜仕様に対応した2面高速パレットチェンジャ「SP4770G」だ。昨今、30番加工機は自動車のEV化でアルミ部品の大型化・複雑化が進み、大型ワークに対応した機械が増えている。加えて、ユーザーの製造現場も人手不足や働き方改革への対応が課題だ。営業課の西雅人課長は「働く時間や人手が減る一方で加工の難易度や時間が増す傾向にあり、機械のダウンタイムを減らし、生産性向上が急務」と話す。

ロボドリルに対応したパレットチェンジャ

同製品は独立した2枚のパレットタイプ。Mコード(M65読込み)により自動パレット交換を行うため、導入すると機械加工中に外段取りを行い、安全にワークや治具を交換し、加工を終えたら次のパレットの加工を始められる環境を作ることで機械のダウンタイムを極力減らし、自動化の促進と生産性向上に貢献。

西課長は「日勤のみの工場で労働時間と遜色ない加工時間がかかるワーク(1日1個)も、日勤の間にパレット2枚分の段取りを組み、帰宅間際に1個目の加工を開始すれば、夜間に2枚目の加工が始まるようスケジュール設定することで翌朝には2個目の加工が終わっている」と話す。中には従来比で約40%効率アップした事例があり、JIMTOF期間中も受注や引き合いが増加。

切粉噛みもクリーニングを標準装備

活用方法も様々で、パレットごとに治具を分け別部品を加工することやパレットごとに工程を分割し、1台で2工程をバランス良く加工できる。予備パレットを複数保有すれば、治具ごとにパレットを交換する治具チェンジャーとして活用できるなどニーズが高まる変種変量生産にも最適。

また、気になるパレットへの切粉噛みもパレット移動時にロボドリルからのクーラントとエアを使用したクリーニングを標準装備するなど安心・安全に使用できる。

同機種はロボドリルの新品のみ対応しており、今後は受注増による生産体制の拡充、アフターサビースの強化を図る。

日本産機新聞 2024年11月20日

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