日立産機システム(東京都千代田区)は既存機から新型コンプレッサへの置き換えで削減できた二酸化炭素(CO2)の排出量をクレジット化するサービスを2026年度に開始する。クレジットは市場で売却し、得た収益はユーザーに還元する […]
管理コストを大幅削減 −U.ENG –
アルカリ切削液を自動生成

U.ENG(千葉県船橋市、047-767-0276)はこのほど、アルカリイオン水の切削液を自動で生成し補給する装置「ハイブリッド切削液自動補給装置 HCS‐100型」を発売した。切削液の管理が確実で、容易になり、ランニングコストを大幅に削減できる。本体の想定価格は500万円(税別)。
同装置は、飲料用水道水とアルカリイオン水の原液を混合することで、自動で水素イオン指数(pH)を管理する。バクテリアが生息できないとされるpH10・0~11・0の範囲で管理するため、腐敗や悪臭の発生を防ぐことができる。
これまでpH管理は、作業者の手間やコストがかかっていたほか、人的ミスが原因で安定した管理が難しかった。同装置によって、安定的な管理が可能になるほか、ランニングコストも大幅に削減できる。「マシニングセンタ(MC)20台で1年間使用すると、60~70%のコスト削減効果がある」(内山忠男代表)。
生成したアルカリイオン水は、普通の水に比べ、分子が2分の1と小さく、浸透性に優れるため、刃具の切削性が向上する。加工時間が短縮するほか、工具寿命も向上する。また、水溶性だけでなく、添加オイルによって、油性切削液としても使用できる。
補給タンクは100ℓで、旋盤やMC、研削盤などの加工機に対応。電源は100V。切削液生成に300W、切削液送りには400Wの電気を消費する。外形寸法は幅520㎜、奥行き1280㎜、高さ1355㎜。
同社は2012年に創業。これまでに浮上・堆積スラッジを回収する切削液浄化装置などを手掛けてきた。内山代表は「ハイブリッド切削液自動補給装置で、コストダウンや環境改善といった現場の課題解決に貢献したい」としている。
日本産機新聞 2020年11月5日
供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]
ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]






