山善は、経済的な理由等により、修学困難な学生をサポートすることを目的として、「公益信託山本猛夫記念奨学基金」を1992年に設立し、委託者として支援。今年度は新たに4名の学生が新規奨学生として認定され、11月17日に認定書 […]
新中期経営計画を披露
山善
「CROSSING YAMAZEN2021」
山善は2021年度を最終年度とする中期3カ年経営計画「CROSSING YAMAZEN2021」を、山善親交会(5月16日、帝国ホテル大阪で開催)で参加した主要仕入先に披露した(写真)。

組織横断的に機能22年3月期、売上高6100億円へ
“CROSSING”は、「生産財・消費財を問わず、その垣根を越えて組織を横断的に機能させていく。ヒト・モノ・コト・情報などをクロスさせることで、これまで培ってきた様々な提供価値を掛け合わせて、ユーザー目線での新しい価値を生み出す」(長尾雄次社長)という意味が込められており、最終年度となる22年3月期は、売上高6100億円、営業利益220億円を目指す。
その達成に向けて、長尾社長は「①国内事業の強化。国内生産財事業は、FAE支社を軸に、省人化需要に対応して生産現場の多様なニーズに耳を傾けながら事業を強化する。また同時に新しい経営基幹システムを導入し、間接業務の効率化など効率的な営業体制を整備する。②グローバル展開の加速。インドやアセアン市場など有望市場のエンジニアを増強するほか、物流整備、リスク対応を強化する。③機能商社化による収益力強化。エンジニアリング機能を備えた商社としての付加価値提案が求められており、開拓者精神を持って新たな市場を攻めていきたい。また、工場・オフィス向けのエネルギーソリューション事業に本格参入する。④eコマースの拡充。機工製品を海外で販売するグローバルeコマースの構築に着手する」とした。
そして、向こう5年間で総額600億円を投資する。事業承継支援や戦略的M&A向けの100億円を含む事業投資枠として200億円を設定した。また経営基幹システムの初期投資に100億円、物流整備等に300億円を計画している。
長尾社長は「持続的な成長を目指し、新たな気持ちで新たな取り組みを行っていく」と決意を表した。
日本産機新聞 2019年6月5日
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