2026年1月23日(金)

ヤマザキマザック いなべ製作所が本格稼働
大型機組立を集約・増強

 ヤマザキマザック(愛知県大口町、0587・95・1131)の国内6番目となる「いなべ製作所」(三重県いなべ市)が本格稼働を開始した。大型工作機械の組み立て工場で、精工製作所(三重県桑名市)及び美濃加茂製作所(岐阜県美濃加茂市)から移管。今回の稼働により月産能力約100台、国内生産能力が金額ベースで2割向上する。

いなべ製作所が本格稼働
いなべ製作所が本格稼働

 「いなべ製作所」は、2019年100周年記念事業の一環として2016年に着工したが、航空機産業や建設機械、エネルギー産業、半導体産業などにおいて大型工作機械のニーズが増加し、旺盛な需要に応えるべく、第1期工事を当初計画よりも増強して約160億円を投じて組立スペースの確保を優先した。

 大型5面加工機(FJVシリーズやVERSATECHなど)や5軸加工機(VARIAXISやVHP、UD400など)、立形マシニングセンタ(MAZATECH VシリーズやVTCなど)の組み立てを効率的に精度よく行うために、天井高さ19m、天井クレーンの揚程も13mを確保し、1mの鉄筋コンクリート基礎を施工した。無窓・恒温工場とし、工場フロアから10mまでの高さを±1℃に温度コントロールしている。

フル生産で需要に対応する
フル生産で需要に対応する

 さらに、精工製作所とネットワーク接続し、稼働状況の表示やデータ収集を行いつつ、進捗を同期させることで効率生産を実現する。

 大型工作機械の展示とデモンストレーション及びテストカットエリアを設置。顧客の立ち合いを行うターンキーエリアも設けた。

 松田毅執行役員いなべ製作所長は「いなべ製作所の稼働により旺盛な需要に少しでも早くお応えしたい。天井の高さを確保することで、従来できなかった大型機の生産も可能になる」と大型機の需要増に柔軟に対応していく考えだ。

日本産機新聞 平成30年(2018年)6月5日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

2026トップ年頭語録【1】

日本工作機械輸入協会 金子一彦会長「連携強め、ソリューション提供」 昨年の工作機械輸入通関実績は約667億円となった。円安がさらに進んだ傾向にあり、 私たち輸入関連事業者にとっては、非常に厳しい試練の年だった。 今年は国 […]

2026トップ年頭語録【2】

日本工作機械工業会 坂元繁友会長「工作機械受注1兆7000億円」 2025年の工作機械受注額は年初見通しの1兆6000億円をわずかながら下回る見込みだ(速報値では1兆6039億円)。政治的リスクが顕在化する中で、高い水準 […]

2026年機械工具関連団体の需要見通し 航空、防衛や造船のけん引に期待

減税も内需を後押し 工作機械、ロボット、測定機器の機械工具関連3団体が2026年の見通しを発表した。工作機械の受注額は前年比6.0%増の1兆7000億円と見通した。ロボットの受注額は3.2%増の1兆300億円と22年以来 […]

トピックス

関連サイト