2026年4月28日(火)

人でなく仕事を管理 役割・責任を明確に

そもそも管理職の仕事って…。

 「任せる」と言いながら部下が失敗すると「なぜ相談しない」と怒鳴る上司が見受けられる。どうしても日常の態度や行動から管理が厳しくなってしまう。最近はコンプライアンス(法令順守)を徹底するという意味から、上司の管理が一層厳しくなっている。すると、部下は「うるさいなあ、言われた通りにやればいい」という発想になり、責任感が薄く仕事の質が下がり、成果も上がらない。さらに部下への管理が厳しくなるという悪循環に陥ってしまう。

 管理職に求められるのは、「仕事の管理」であって「人の管理」ではないはず。もちろん、「人」を育成するためにはある程度の管理は必要だが、部下の管理を管理職の役割と勘違いすると、むしろ部下のやる気を殺ぐことになる。このあたりの塩梅が難しい。

 どうするのがいいのか。永遠のテーマであるように思うが、部下への権限移譲、つまり個人の分担と責任を明確にすればいいのにと思う。どこに権限移譲の線を引くかは上司次第…。

 社員にすれば、上司から「任すよ」とは言われているが、どこまで任されているのかがわからない場合が多い。ベテランなら何となくわかるが、若い社員は判断が難しいだろう。結果、怒られるのを恐れて尻込みしてしまい、仕事に勢いやスピード感が無くなる。一方で、伺いを立てる、指示待ち人間になる。「トイレに行くのもお伺いを立てる気か」って言いたくなる。

 あらかじめ「ここまでは自分の判断でしなさい。この先は上司に相談しなさい」と決めることができるものは決めておくことがいいだろう。とは言え、仕事は生き物。そのつどつどでラインを決めていくしかないのだろう。但し、上司に相談するにも、「自分ならどうすべきと考える」を促さなければならない。特に営業の場合、現場を一番よく知ってるのは部下であり、その部下が成長しているかどうかを測る材料にもなる。

 そして、公平に正しく評価する必要がある。さもなければ、これも部下のやる気を殺ぐことに繋がる。しかし正しく評価することと、細かく評価することは全く異なる。そもそも評価をするのは人間だから、評価項目を細分化して評価しても、不正確、不公平になるように思う。これは、私の悩みでもある。いいアイデアがあれば是非とも教えて頂きたい。モチベーションを上げることについても考えたいが、それは次の機会にする。

2017年11月20日号掲載

[ コラム ][ 仕事考 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

日本レヂボン ディーラー向け研修会、座学で学び実技で体験

日本レヂボン ディーラー向け研修会、座学で学び実技で体験

日本レヂボン(大阪市西区、06・6538・0136)の特約店や販売店で構成されるレヂボン水魚会は3月12日、兵庫職業能力開発促進センター(兵庫県尼崎市)で関西支部の販売実務者研修会を開催した。正会員や特別会員で営業などの […]

三共精機 国内営業部を二部体制に、半導体回復も追い風

三共精機 国内営業部を二部体制に、半導体回復も追い風

26年度の方針説明会開く 機械工具商社の三共精機(京都市南区、075・681・5711)は、京都経済センター(京都市内)にて、2026年度方針説明会を開催し、25年度の売上高は前年比3・7%増の約43億円を見込んだ。26 […]

DMG森精機と東京大学が研究センターを設立、工作機械の技術研究や人材育成に産学連携で注力

DMG森精機と東京大学は4月、東京大学の大学院工学系研究科内に「マシニング・トランスフォーメーション研究センター(MXセンター)」を開設した。MXセンターは、工作機械の価値を将来にわたり高める研究を行い、技術革新を生み出 […]

トピックス

関連サイト