2026年8月18日(火)

三菱日立ツール
異形工具 シリーズ拡充

5軸加工の新機軸

GP1T形
GP1T形
 
GS4TN形
GS4TN形

GF2T 形
GF2T 形
 三菱日立ツールはこのほど、5軸加工に適した異形工具シリーズ「GALLEA(ガレア)」に、小径加工に対応するソリッド工具や、隅部が加工できる刃先交換式工具などを追加した。シリーズを拡充し、今まで異形工具ではできなかった加工が可能となり、加工提案の幅を広げていく。

 異形工具は、工具径よりも大きいR(アール)を外周面につけバレル(たる)のように見える工具や、底面が凸レンズのような形状の工具など従来の工具形状とは異なる工具の総称。加工ピッチが大きくとれ、加工時間の短縮や、加工面品位の向上などが可能。とくに5軸加工でその効果を発揮する。

 同社は昨年、刃先交換式異形工具シリーズとして、立壁の高効率加工が可能な「GF1形」と、なだらかな平面と壁を1本で加工できる「GP1LB形」を発売した。2製品とも工具径が大きく、隅部や細かい形状の加工ができなかった。

 今年3月に発売した「GP1T形」は、外周面のバレル形状をテーパー状にし、先端部をボール形状とした。2種類の切れ刃によって、工具交換せずに隅部とその隣接面を加工でき、加工段差を抑えることができる。

 また、同シリーズでは初となるソリッド工具「GS4TN形」も発売した。最小外径2.5㎜と小径加工が可能となった。加えて、強ねじれ刃を採用し、より面品位の高い加工ができるほか、工具寿命も向上する。

 そのほか、工具径35㎜、40㎜と大径加工に対応した2コーナー仕様の「GF2T形」も発売し、異形工具での加工領域を拡大した。坂本靖技術本部長は、「今回の3製品によって、一通りの加工要求はカバーできる。ただ、Rや角度、サイズの組み合わせは多種多様。今後もニーズに合わせて、製品ラインナップを充実させていきたい」。

日本産機新聞 平成29年(2017年)4月25日号

[ 切削工具 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

「創業80周年を迎えて」富士コンプレッサー製作所・嶌井 成行社長に聞く

自動車整備中心にブランド化/近場の商売大切に 富士コンプレッサー製作所(奈良県大和郡山市)は創業80周年を迎えた。1946年の創業以来、耐久性とメンテナンス性に優れたレシプロコンプレッサーを中心に、自動車整備工場から一般 […]

シー・アイ・エム総合研究所が「Dr.工程シリーズ」刷新、より安価に多くの機能を提供

シー・アイ・エム総合研究所(東京都目黒区、03・5745・1181)はこのほど、個別受注生産に特化した工程管理システム「Dr.工程シリーズ」を刷新し、「Dr.工程Naviシリーズ」を発売。製品バリエーションの増加により、 […]

暑中号特別企画 機械工具販売店の人材採用・育成戦略

機械工具販売店が人材採用と育成に力を入れている。人材の確保・定着が課題となる中、採用拠点の開設やSNSを活用した情報発信など各社が独自の施策を展開し、将来の成長につなげる。事業の持続的な発展を見据え、人材戦略を進める販売 […]

トピックス

関連サイト