人手不足や地政学リスク、AIの普及、半導体市場の成長など製造業を取り巻く環境は大きく様変わりしている。こうした環境変化に対応し、販売店を支えるため、商社は物流やECサイトの強化、PBや自動化に貢献する商品の拡充など独自の […]
テヅカ・三橋 大輝常務「中計達成に向け実行の年」【特集:商社トップインタビュー】
プライベートAIの構築も

–今年注力することは。
2029年度に売上高125億円を目標とする中期計画達成に向け、施策を一歩ずつ進める。1年目の昨年は、社内の意識改革のため会社方針を営業・間接の各部署へ落とし込み、部所長主導で社員一人一人の「新たな挑戦」を策定した。中期計画の達成、長期的な成長には全社員の意識改革が不可欠で、このために必要な時間はRPAや営業支援ツールを拡充することで余剰時間の創出を進めている。目標管理のフレームワークである「OKR」を導入し進捗を管理、各自の目標達成のために部署内の連携やコミュニケーションが増えたこともプラスの効果と感じている。今年から具体的な実行にも移していく。挑戦は成功すること、失敗することも出てくると思うがこの全ての経験が次の新たな挑戦への糧になると考えている。
–具体的には。
7月に開催する「猛暑対策展」に初めて単独で出展する。オリジナル商品の断熱ジャケット「ECO BOY」で省エネ・省コスト・作業環境の改善を訴求していく。オリジナル商品の展開も新たな挑戦であり、今後も積極的に検討していきたい。
営業面においては29年までに九州まで含めた全国をカバーできる営業体制を構築したい。そのために新たな物流センターも必要だと考えている。
–ほかには。
プライベートAIの検討に着手したところだ。詳細は詰める必要があるが、売上実績や顧客情報、在庫や営業活動履歴などをAIに読み込ませる。そのAIに聞けばお客様に提供すべき情報などが一目でわかるようにする。
背景には採用難に加え、人材育成に時間が掛かることがある。当社の強みである切削を中心とした専門性を持つ人材の育成には時間が掛かる。そのAIを使うことで、販売店からの問い合わせへの対応を迅速化させるとともに、営業担当者の学びをサポートする人材育成のためにも活用したい。
日本産機新聞2026年7月20日号
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