10月に新会社設立 三菱マテリアルとMOLDINOは切削工具の国内の販売事業を統合する。10月下旬に新会社を設立し、両社の販売部門を集約する。ブランドはそのまま継続し、営業拠点の効率化や営業ノウハウの共有化を進め、提案力 […]
スギノマシン、スパロールSHX /SBXで高硬度材を鏡面加工

スギノマシンはこのほど、鏡面仕上げ工具「スパロール」シリーズに、高硬度材の加工に対応したマルチローラータイプの「スパロールSHX(通し穴用)/SBX(止まり穴用)」を追加し、発売を開始した。熱処理後の高硬度材に対し、高精度な鏡面仕上げと表面改質を実現する。
スパロールは、ローラによる転圧加工で金属表面を塑性変形させ、短時間で内径を鏡面に仕上げる工具。同時に表面改質によって耐摩耗性や疲労強度を高める。旋盤やマシニングセンタなどに取り付けて使用できるため、専用設備を必要としない。内面研削やホーニングなどの仕上げ工程を置き換えられ、加工時間の短縮やコスト削減、工程集約による生産性向上に貢献する。
近年、製造現場では部品の長寿命化などを背景に、高硬度材の採用が拡大している。切削で仕上げる「ハードターニング(焼入れ鋼の旋削加工)」では、切削痕が残るため、表面粗さの改善に限界があり、耐摩耗性や摺動(しゅうどう)性が不足する課題があった。
SHX/SBXは、ハードターニングで生じた切削痕をローラで押し均し、表面粗さや摺動性を改善する。後工程でSHX/SBXを用いて表面粗さを改善できるため、前工程となるハードターニングの送り速度を高めることも可能。
交差穴やキー溝、Oリング溝などの断続形状を持つワークにも対応する。材質はSUJ2、SCM415、SCM440、S45C、SKD61など。対応硬度はHRC40~65、対象径はφ6~φ75未満。
日本産機新聞2026年9月5日号
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