2025年11月27日(木)

カワタテック 川田  昌宏社長「パレットチェンジャ拡販に注力」【特集:メーカトップインタビュー】

会社ロゴやHPを刷新

川田 昌宏社長

昨年を振り返って。

前半は半導体製造装置関連で大型チャックの受注が好調に推移したが、後半以降、市況は落ち着いている。昨年発売したファナックのロボドリルに対応する2面高速パレットチェンジャ『SP4770G』も工作機械受注の低迷で伸び悩んでいるが引き合いは順調だ。

今年の取り組みは。

引き続き、アルミなど小物部品加工のユーザーを想定し、パレットチェンジャの拡販に注力する。5月にMEX金沢に出展し、ユーザーからパレットチェンジャの見直しを進めたいという声も多く、競合品となるロボットとの違いや、メリット・デメリットを丁寧に説明し、ニーズに合致するユーザーに提案したい。

また、新しい製品の開発も順調に進めている。引き続き、メカトロテックジャパンなど展示会を通じて訴求していくので期待してもらいたい。

社内の取り組みは。

自動化、効率化をテーマに課題であるデジタル化の取り組みを推進。当社の製品は顧客ニーズを踏まえたカスタム製品が多く、生産現場は職人によるカン・コツの熟練技に支えられてきた。

しかし、今後は熟練工の高齢化や若者の製造業離れが加速するため、加工前の段取りなど技能者に頼ってきた仕組みを、誰もが出来る仕組みへと変化させることが急務で、属人化を改め、人の技能をサポートするデジタル化を進める方針だ。今年は生産管理システムの改修・見直しも行い、実装できるように取り組む。

会社ロゴの刷新も。

企業ブランディングやデジタル化の一環で会社のロゴとホームページをリニューアルした。従来の鉄工所のイメージから脱却するために、若い人も受け入れてもらえるシンプルかつスマートなデザインに変更した。新しいテクノロジーも取り入れ職場環境も変えていきたい。ロゴと同時に会社ユニフォームも刷新し、採用面で製造業のイメージを払拭できればと願う。

日本産機新聞2025年8月20日号

NKE 小型・軽量×高把持力×省エネを実現する最新エアチャック

自動化ラインやロボット活用に貢献 搬送機器や自動化機器の設計・製造・販売を手掛けるNKE(京都市伏見区、075・924・0653)は業界初となる革新的な二つ爪角型平行エアチャック『UltraForceシリーズ(ウルトラフ […]

全機工連 全国大会・関東大会を開催

460人が参加 自動車や生成AIの講演 全日本機械工具商連合会(坂井俊司会長・NaITO社長)は11月4日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で第45回全国大会・関東大会を開催。全国から機械工具商ら約460人が参加した […]

工作機械 25年9月度受注 11%増の1391億円を記録

内需は自動車の不調続く 日本工作機械工業会(日工会、坂元繁友会長・芝浦機械社長)はこのほど、2025年9月の工作機械受注額が前年同月比11%増の1391億4600万円になったと発表。7カ月連続で1200億円を超えた。 内 […]

トピックス

関連サイト