2026年10月15日(木)

イマオコーポレーション 吉田  浩明専務「生産能力を5割増強へ」【特集:メーカートップインタビュー】

マーケットイン製品を強化

吉田  浩明専務

注力する取組みは。

営業主導によるマーケットインの独自製品開発だ。「全ての営業活動はお客様のお困り事を把握する手段である」が合言葉。昨年度は15種類を開発投入した。今年も12種類の商品化を計画している。ユーザーの現場で、使用中の製品の不満点や改良点などを聞き、商品化する。EV化に伴い、従来の治具では押さえることが難しい加工物の汎用的治具開発の相談も自動車メーカーから頂戴しており、新市場と位置付けて開発を積極化する。

段階的自動化の提案も。

自動化のニーズは高まっているが、SIerなど外部の力を借りれば、コストや技術のハードルが高くなるため、自社でシステム構築できる治具への需要は多い。ナットランナー治具やメカニカル式ロボットツールチェンジャー「SMARTSHIFT」に加えて、ロボットでクランプ&アンクランプ操作を可能にした「ワンタッチクランプ」も揃えた。

昨年度は過去最高売上。

お蔭様で創業90周年に花を添えることができた。治具本体やアルミ構造材から撤退したが、マーケットイン製品がけん引。生産を開始した2012年以降、毎年二桁(昨年度は130%)の伸びで、売上の約1/4を占めるまでに成長した。治具部品(工程集約や段取り改善シリーズ)、機械要素部品(ワンタッチ着脱シリーズ)がそれ。

生産能力増強が課題。

省力化ニーズの高まりもあり、これらは今後も国内外で二桁成長が期待できる。そこで、工場の再編だ。23年度は、生産能力を3割増強。昨年度は、最新の複合旋盤をテスト導入。今期後半には複合旋盤3台とマシニングセンタ1台、CNC旋盤1台を導入する。今後3年計画で約5億円を投じて5割増強する計画だ。タクトタイムの45%短縮を図るほか、インライン計測・自動補正や工具寿命管理などにより、夜間・土日の無人自動運転時間を延ばしたい。

日本産機新聞2025年8月20日号

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