今回のメーカートップインタビューは、「伝導・搬送・物流・運搬機器編」。メーカー各社は、新製品の拡販や新たな経営資源の開拓など、さらなる成長に向けた戦略を描く。変化する市場環境をどう捉え、どのような策を講じるのか。各社のト […]
Joyful喜一HD・田中 健一社長「次世代の中核人材を育てる」【特集:商社トップインタビュー】
永続して成長するために

–いま取り組んでいることは。
次の時代をリードしていく中核人材の育成に取り組んでいる。30歳前後の若手社員にリーダーシップや組織運営の基礎を教える。将来に活躍する人材を今から育成していく。
–その理由は。
事業成長のひとつのカギは組織をマネジメントしていく中核人材。これからも永続的に事業を成長していくためには、中核人材も永続的に育てていかなければならない。
喜一工具は今年で創業83年。輸入工具に強みを持ち、歴史があり、機械工具業界で多くの企業と強いつながりを持っている。カタログ販売のエスコ、直需の小川善などのグループ企業もあり多様性も備えている。
ただ、成長を続けていくためには常に時代に合わせて事業や戦略を変化させていかなければならない。新しい考え方ややり方でその時代のニーズに応えていく。それを推進していく中核人材が必要だ。
–そう感じたきっかけは。
昨年、本社ビルを建て替えたことがひとつのきっかけだった。リニューアルを機に新たな気持ちで未来を見据えると、17年後に100周年を迎える。さらに次の100年向けて、事業をリードしていく人材を育てないといけない。そう強く感じた。
–どのようにして中核人材を育成しますか。
今年度から『KLP:喜一リーダーシッププログラム』という育成の取り組みを始めた。30歳前後の社員から中核人材希望者を募り(今年度7人)、簿記や法務、論理的思考、マーケティング、戦略的思考について一年半で学ぶ。講義するのは当グループ企業の経営者や外部の専門機関で、リーダーの基礎を教える。
そして今後も毎年、参加者を募り、中核人材の候補を育てていく。全ての世代でリーダーを育成する。そうすることで永続的に事業成長できるようにしたい。
日本産機新聞2026年7月20日号
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