北陸で最大規模の工作機械や工具、機器の展示会「MEX金沢2026(第62回機械工業見本市金沢)」(主催:石川県鉄工機電協会)が5月14~16日、石川県産業展示館(石川県金沢市)で開催される。269社・団体が出展し、自動化 […]
変化に対応する体制を
帝国チャック 寺坂 創介 社長

創業から90年以上、旋盤に工作物(ワーク)を強い力で精度良く把握するチャックを製造し続けてきた帝国チャック。自動車部品を中心に困難な把握条件も一品物と呼ばれるオーダーメイドのデザインチャックで、顧客の課題に貢献してきた。今年5月、寺坂創介氏が新社長に就任した。学生時代の体験や会社の未来像を明るい笑顔で話しつつ、より難易度の高い仕事も請け負える企業体制の構築に向け、新たな一歩を踏み出した。
チャック技術更なる高み
―学生時代の思い出は。
大学は京都で、法学部に入り商法や民法を学びました。社会人になると契約時に勉強した知識を活かすことができたことが良かったです。また、バイトにも精を出していました。大学当時は将来金属加工の企業に入るとは思っていませんでした。
―では、卒業後は。
車が好きで自動車ディーラーに2年ほど勤めました。ディーラーの仕事は土日が勝負で、どうすればお客様に即決してもらえるかを考えてセールスに励みました。その後父の勧めもあり、帝国チャックに入社しました。
―同社での仕事は。
入社後は製造部に入り、面取りやボール盤を習い、マシニングセンタを1年ほど担当しました。図面の見方や機械の使い方は失敗を繰り返しながら、現場で学び、良い経験を得ることができました。
組立では職人技を肌で感じました。というのも当社のチャックは特殊で、マニュアルがありません。職人による技が必要です。
営業に移ってからは、本社2年と中部に1年。営業というより営業技術に近く、お客様の現場で製品選定や修理することも多いので、製造現場の経験が役立ちました。
航空・金型、高精度の加工も
―今後の抱負や方針は。
難易度の高い仕事を引き受け、チャック技術を高めていくと同時に、加工技術を高め、高精度な加工ができる現場を作ろうと考えています。現在、90%の仕事が自動車関係ですが、電気自動車の量産化など、時代と共に状況が少しずつ変わっていく中で、どんな変化が起きても対応できる企業体制を整えることが重要と思っています。今後は航空・宇宙関係や金型など冶具製造や高精度な加工を請け負える企業を目指します。また、次世代の管理職を育てていき、将来につなげたいです。
―趣味や好きな言葉は。
今の趣味はゴルフです。得意ではないですが、スコアは平均100前後で、今年のベストは95。最近は健康に気遣い毎日30分前後徒歩通勤しています。好きな言葉はないですが、孔子の兵法などは勉強したいですね。
日本産機新聞 平成29年(2017年)8月5日号
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