2026年10月5日(月)

レッキス工業・宮川  一彦社長「技術とデザインで現場支援」【特集:メーカートップインタビュー】

若い力で新風を吹き込む

宮川  一彦社長

–100周年を終えて。

お客様やビジネスパートナーに支えていただいたからこそ、100周年を迎えることができたと感謝している。OB会では、これまでの苦労や時代ごとの変化について話を聞く機会も得た。こうした歴史や経験を次の事業に生かすため、「社史」を編纂する予定だ。100周年はあくまで通過点で、今後も顧客のニーズを的確に捉え、「ワーキングアメニティ創造企業」として、ITやAIなど最新技術も活用しながら、課題解決につながる工具・機器を開発したい。

–今年の取り組みは。

今期はバンドソーのデザインを刷新するほか、管内カメラやデジタル式圧力・満水試験機「みるみるくん」のクラウドサービスを開始する。新しい技術を取り入れ、製品だけでなくサービス面も充実させたい。また、メンテナンスにも力を入れている。修理後には顧客アンケートを実施し、納期や品質などを評価してもらい、サービス向上につなげている。営業担当者も簡単な修理に対応できる技術を身に付けており、迅速な対応と充実したアフターサービスは当社の大きな強みと思う。

–製品デザインについて。

電動フレア工具では、限定色などデザイン性を高めた製品が好評だ。機能だけでなく、「かっこいい工具」を選ぶ文化が、現場や業界のイメージ刷新にもつながる。建設や空調工事の人手不足が深刻化する中、若い世代が現場で活躍するためにも、工具の使いやすさやデザインは重要。今期は腰袋の専門メーカーと共同でフレア工具専用のツールバッグを開発している。

–若手社員の活躍と今後の目標は。

今年は19人が入社し、各部門も若返っている。若手社員はSNS活用も上手で、実際に1万ビューを超える動画も制作し、当社の製品を若い世代のユーザーに知ってもらう機会が広がった。国際情勢など先行きは不透明だが、今年は昨年実績より高い目標を掲げており、次の時代に向けて新たな風を吹き込みたい。

日本産機新聞2026年9月20日号

特集 メーカートップインタビュー 各社に聞く、今年最も力を入れる事とは

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