今回のメーカートップインタビューは、「伝導・搬送・物流・運搬機器編」。メーカー各社は、新製品の拡販や新たな経営資源の開拓など、さらなる成長に向けた戦略を描く。変化する市場環境をどう捉え、どのような策を講じるのか。各社のト […]
ノダキ 姿勢矯正インソール「バランスメイト」【特集:現場を支える安全技術】
立ち仕事の疲労を軽減 姿勢矯正にも役立つ
立ち仕事による足腰への負担軽減を目的に開発。長時間の機械操作や検査業務は足や膝、腰への疲労が蓄積しやすく、慢性的な痛みや身体への負担も大きい。従来は作業場所に敷く疲労軽減マットが広く活用されてきたが、工場内を移動する作業では十分な効果を得にくい。
そこで作業靴に装着でき、歩行中や立ち仕事の際にも身体を支える製品に着目。パラリンピック銀メダリストの大木卓也氏や健康経営の講師・トレーナーのSACO代表の迫慶太氏らと開発を進めた。

特長は特許を取得した独自の構造「RiCAM(リカム)」。インソールに配置した3つの突起が足裏の重心を中足部中央へ導き、立位や歩行時の姿勢バランスを整え、身体全体を本来の位置へ近づける仕組み。現代人に多い「かかと重心」による身体への負担を軽減し、足の疲労緩和に加え、膝や腰、肩への負担軽減、姿勢改善などをサポート。
野田典嗣社長は「階段を登れなかった人が登れるようになった」と話し、医療製品としての活用にも期待。サイズはS(22・5~24センチ)、M(24・5~26センチ)、L(26・5~28センチ)の3種類。「健康経営への関心が高まっている。女性の多い検査業務や人手不足、高齢化など、働く人の健康づくりに役立てたい」。

海外案件も増えており、イングランド南東部のブライトンでは、バランスメイトを活用したウォーキングイベントが開催され、サセックス大学や他大学の学生が海岸沿いを歩き製品を体験、姿勢改善や健康への関心を共有。野田社長は「姿勢や身体の悩みは世界共通の課題。製品パッケージにも高い関心が寄せられた」とし、今後は介護施設や製造業の現場など国内外で働く人々の健康を支える製品として普及を目指す。
日本産機新聞2026年8月20日号
製造現場では人手不足や高齢化に加え、労働安全意識の高まりを背景に、安全対策への関心が一段と高まっている。転倒事故を防ぐ滑り止め技術や立ち仕事の疲労を軽減する技術など、メーカー各社は独自の発想で現場の安全性と作業環境改善に […]
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