2026年11月5日(木)

トラスコ中山・中山 哲也社長「ユーザービリティを追求」【特集:商社トップインタビュー】

新たな在庫関連サービスも稼働

中山 哲也社長

–今年注力することは。

まずは5月に稼働を開始した当社最大の物流センター「プラネット愛知」の能力強化だ。6月時点では1万行の出荷体制だが、年内に2万行まで引き上げる。最新の物流機器などを投資し、2030年までに100万アイテム以上の在庫を実現する。また、同センターは年間約1000億円の出荷が可能な能力を備えている。もう一つは、在庫予約サービス「とって置き」と、在庫手配連動サービス「はやガッテン」を年度内に開始させる。

–どんなサービスか。

「とって置き」は販売店がユーザーから見積を依頼された時点でトラスコの在庫を抑えることができるサービス。「トラスコ オレンジブック.Com」と連携し、商談中に在庫を確保できるので、在庫切れによる販売損失を防げる。

「はやガッテン」は、販売店が見積依頼した取寄せ品をあらかじめ在庫しておくサービス。受注前から取寄せ品を在庫しておくことで、見積の手間を削減できる。販売店から寄せられる見積は年間220万件に及ぶ。

–他には。

ユーザー直送サービス「ユーチョク」と複数の商品をまとめて送る「ニアワセ」など継続してきたサービスをさらに強化する。26年度は1130万個(前年比282万個増)、600億円(同125億円増)に増える見込みだ。31年には売上高の3割程度がユーザー直送になると予想している。

–次々と新たなサービスを生み出す狙いは。

全てはお客様のユーザービリティ(使いやすさ)を高めるため。今後も新たなサービスを検討している。例えば見積作業の代行などだ。当社はAIを活用し、最速5秒で見積を返答できる。しかし、当社から即答しても販売店はぼう大な見積りがあり、ユーザーに即答できないことがある。当社と販売店がタッグを組んで、代わりにユーザーに見積りを出したり、PR活動を行ったりできないかなども検討していきたい。

日本産機新聞2026年7月20日号

[ トップインタビュー ][ 商社 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

ジェービーエムエンジニアリングが「Mastercam」の新バージョンを発表

プログラミング時間の短種やNCデータの信頼性向上 ジェービーエムエンジニアリング(大阪市西区、06・6599・9238)はCAD/CAMソフトウェア「Mastercam」の新バージョン「Mastercam2027」を10 […]

東陽がインドに現地法人を設立

東陽(愛知県刈谷市、羽賀威一郎社長、0566・23・1040)は、インド・グルグラムに現地法人「PTS Precision Tools Service India Private Limited」を設立し、9月から稼働を […]

三菱マテリアルとMOLDINOが国内販売事業を統合

10月に新会社設立 三菱マテリアルとMOLDINOは切削工具の国内の販売事業を統合する。10月下旬に新会社を設立し、両社の販売部門を集約する。ブランドはそのまま継続し、営業拠点の効率化や営業ノウハウの共有化を進め、提案力 […]

記事ジャンル

関連サイト