2026年2月13日(金)

2026トップ年頭語録【3】

大阪機械器具卸商協同組合 中山哲也理事長「不景気こそ次の備え」

景気が悪くなると多くの会社はどう経費を圧縮しようか、利益を出そうかと考える。首をすくめ余計な動きをしないようにする。

けれど景気が良くなるとすくめていた首を出して動き出す。どこの会社も一斉に動き始めるから土地や建物の値段が上がり人材採用も難しくなる。結局何もできない。

これまで色んなことを観察して感じていることがある。それは景気の良いときに伸びる会社は必ず、不景気のときに次の準備をしているとこと。

次はどういった設備投資をしようか。課題に対しどのような対策をしようか。今のこの好景気を、そういったことを考える時間にして欲しい。

1月13日 スイスホテル南海大阪

愛知県機械工具商業協同組合 水谷隆彦理事長「60年に一度の福を呼び込む」

昨年の工作機械受注額は一昨年比8%増の1兆6043億円と3年ぶりのプラスで、今年はそれを6%上回る1兆7千億円の見通しだ。今年は内需の成長も期待されているが、日本全体の景気回復はまだまだ不透明。

今年の干支は丙午で、60年に一度のエネルギーに溢れた年。ウマを逆にすると「舞う」につながり、おめでたいこと、人が引く馬を逆にして「馬が人を引き寄せる」ことから商売繁盛、人が馬に乗る際は左側から乗ると、つまずかないことから「倒れない、転ばない」と縁起を担いでいる。変化が速い時代の中で福を呼び込みたい。

1月28日、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋

日本機械工具工業会 佐橋稔之会長「原料の安定調達やリサイクルを推進」

昨年は中国のタングステンの輸出規制があり、原料価格が2~3倍になったほか、主要ユーザーの自動車業界も厳しい状況で推移した。そんな中、25年度の生産額は通期で4802億円を目指す。 

26年度の生産額目標は春先に発表するが、足元では中国の輸出規制を引き続き注視しなければならない。

工業会としては、原材料の安定調達とリサイクルを推進する。スクラップ材を海外に流出させないよう働きかけるほか、リサイクルに関するワーキンググループを発足した。さまざまな変化に臨機応変に対応していく。

1月13日 東京会館

日本工作機器工業会 寺町彰博会長「時代に適応できる変革を」

2025年度の工作機器販売額の見通しは前年度比8・8%増の1765億円程度になる見通しだ。26年については、1770億円を予想しているが、現在の受注ペースが続く場合、大幅に上回るのではないかと考える。

今年は半導体製造装置をはじめとして、工作機械、ロボットを活用した自動化などがグローバルに広がり、良い年になるのではないか。外部環境は整ってくるが、我々が受注、供給面で達成できるかどうかが課題となる。

ハードウエアだけでなく、付随するサービスやソフトウェアなどを提供し、これからの時代に対応することが重要だ。当工業会としては、様々な機器を通じて、支援できる体制を築いていく。

1月14日 東京會舘

日本精密測定機器工業会 吉田均会長「1130億円目指す」

2025年の販売額は前年比に比べ3%減の1050億円となった。測定機器の好不調の基準は1000億円なので、それでも高い水準と言える。期初はトランプ関税の影響があったが、後半は好調を維持した。

26年は前年を上回る7・6%増となる1130億円としたい。航空・宇宙、エネルギー防衛関連は引き続き、好調を維持し、半導体は年後半からデータセンター向けだけでなく、民生関連も増加する。また、自動車も設備投資の予算化の動きが明らかになっており、回復していくと思う。

1月13日 ホテル椿山荘

日本産機新聞2026年2月5日号

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